過去の出来事を文章にする場合、必ずしも過去形で表現しなければならないわけではありません。
たとえば、過去に開催されたコンサートの様子を記事にするとき、現在形を混ぜて執筆した方が臨場感が出ます。

下の２つの例を見てみましょう。

例）
観客の熱気がミュージシャンもろとも会場全体を包んでいた。客席からは、何度も繰り返しアンコールの声が響いていた。最初に、もう一度流行りの曲のメロディーを弾き始めたのはギタリストの一人だった。ボーカルの男は、嬉しそうな笑顔を見せて再び歌い始めるのだった。

例）
観客の熱気がミュージシャンもろとも会場全体を包んでいる。客席からは、何度も繰り返しアンコールの声が響いている。最初に、もう一度流行りの曲のメロディーを弾き始めたのはギタリストの一人だった。ボーカルの男は、嬉しそうな笑顔を見せて再び歌い始める。

どうでしょうか？
現在形を混ぜた下の例文の方が、まるでその場にいるような臨場感が感じられると思いませんか？
Webライターとして文章スキルを磨きたいなら、このようなライティングテクニックも知っておくのがおすすめです。