まず、下の文章を見てみてください。
例文1)
NHKのアーティスト特集番組に、漫画家の美内すずえなどが出演します。
たとえば上の番組では、美内すずえだけでなく、一条ゆかりや青池保子も出演するという場合もありますよね?
そうであれば、「美内すずえなど」「美内すずえら」が出演すると書く方が本当は誠実な表現です。
しかし、それでは何となく歯切れの悪い文章になってしまわないでしょうか?
例文2)
NHKのアーティスト特集番組に、漫画家の美内すずえが出演します。
上の文章では、思い切って「他の出演者もいる」という表現を切り捨てました。
この表現でも間違ってはいないし、却って歯切れの良い文章になります。
このように時と場合によっては、誠実さよりもキャッチーな表現になる書き方を選ぶのもおすすめです。