代名詞や名詞を文末に持ってくる体言止めは、使いやすくてつい乱用しがちです。
しかし体言止めを使いすぎると、読者に負担を与えてしまうこともあります。
下の例文を見てみましょう。
1)私の出身地は、福岡です。
2)私の出身地は、福岡。
上の2)のような書き方は、文末の「です。」を省いた表現となります。
つまり体言止めの場合、ライターが執筆しなかった箇所の文字を無意識のうちに読者に推測させることになるのです。
このような表現が多くなると、読者はいちいち文末を推測するのに疲れてしまい、記事を完読するのをやめてしまうリスクもあるので要注意です。