以前、「文章を論理的に組み立てる際に重要なこと」についてお伝えすると書きました。
重要なこととは「テーマ」を決めることです。

「テーマ」に関しては「コンセプト」や「テーゼ」などのさまざまな言い方がありますが、簡単にいうと「この文章で何を読者に伝えたいのか」その目的をはっきりさせることを指します。

明確な「テーマ」のない文章は、あてのない外出と同じようなもので、最終的にどこへ到達するのかわからない文章になってしまいます。

個人的な日記やエッセイならば、それも味があるかもしれません。
しかし実用的な文章を書く場合には「テーマ」を決めなければ、伝えたいことを的確に伝えられません。

また「テーマ」を確実に伝えるために「どのような」ことを書くのか、「何をどれぐらい」書くのか、も書く前に考えておきましょう。

論理が破綻しない文章を書くコツは、そのように頭の中で「構造的記述」ができるように心がけることなのです。