何事においても基本は重要。それはWebライティングでも同じように、基本を身につけることが大切ですよね。
Web上で公開した記事を読んでもらうには、Webの特性を理解しそれを実践する必要がある。つまり、Webでは文字が読みにくくなるため、短時間で内容が伝わるような作り方が求められるのです。
Webライティングの歴史は浅く、明確な定義はないものの紙媒体とは違った書き方の基本があります。
そこで今回は、Webライティングの基本として、5つのポイントをご紹介いたします。
- 1、基本その➀ 見出しを付けてしっかり整理する
- 2、基本その② キーワードを自然にバランスよく盛り込む
- 3、基本その➂ 文章は無駄を省いて短くする
- 4、基本その➃ 文末表現などは統一する
- 5、基本その➄ 主語と述語にねじれがないかチェックする
- 6、まとめ
1、基本その➀ 見出しを付けてしっかり整理する
普通の文章では見出しはそこまで重視されないものの、Webライティングでは見出しは最重要!
Webライティングの基本として、紙媒体の雑誌や新聞と比べて、
- 端末によってはスクロールしないと全体の内容が分からない
- 文字が読みにくい
といった特徴があります。
Webライティングでは、見出しの書き方をしっかり理解しておくことで、読みやすく整理された記事へと生まれ変わります、
誰しも、見出しが全くない文字だけが並んだ記事は最初から読む気が起こりません。余白があったしっかり整理されたレイアウトを好みます。
そこで、誰かに読んでもらいたい記事を書くには、ユーザー目線になることが重要。
書く方の基本例として、
記事タイトル→フック文章→大見出し→本文(内容によって中見出し・小見出しを入れる)→まとめ
まず大きなタイトルとフック文章があり、次に大見出し、必要なら中見出し、小見出しが配置され、それぞれに本文が付くという形です。
そのため、大見出しを見れば大まかな内容が理解できるように配慮しておく必要があります。
見出しを読んで、役に立ちそうだと読み手に伝えられれば、本文も自然に読み進めてくれるものです。
2、基本その② キーワードを自然にバランスよく盛り込む
Webライティングでは、キーワードを意識して盛り込むことが重要になります。
なぜかといえば、キーワードは検索エンジンの検索順位を上げ、読者を増やすために重要だからです。
詳しくは、検索エンジン側で、このコンテンツは何について書かれたものなのかの判断を順位決定に反映されています。
ただし、あくまで自然な形で文章のバランスを考えながら、詰め込み過ぎは禁物!
無理に詰め込み過ぎると、逆に検索順位を下げてしまう可能性もあるので、あくまで自然にバランスよく盛り込むことが基本です。
また、検索エンジンはコンテンツの書き出しから文章前半にかけて単語を読み取るため、キーワードはバランスを考えながらコンテンツ上部に多めに紋込んでおくと効果がアップします。これもWebライティングの基本の1つですよ。
3、基本その➂ 文章は無駄を省いて短くする
Webライティングでは、いかに短時間で必要な情報を提供できるのかが重要。
文章を分かりやすくする基本は、短い文章を心掛けること。
基本的に、Webライティングではダラダラとした長文を避け、箇条書きを効果的に使えば、無駄を省ける効果があります。
例えば、接続詞(そして、および、また、ちなみに、たとえば、さて、では)などを思い切って削除すると、洗練された文書に変化します。
また、冗長表現である「~ことができる」「~ものである」「~ということ」「~もの」など、回りくどい印象を与えてしまうので、「~ことができる」であれば、「~できる」というように表現を省略すると無駄が省けるでしょう。
ただし、内容によっては全てを短くすれば良いというわけではなく、長くなりそうなら「読点」を適所に入れて、読みやすさにこだわりたいですね。
4、基本その➃ 文末表現などは統一する
文章を書くとき、「~です。~ます。」もしくは「~だ。~である」、または会話感覚の口語調といった文末表現があります。
これらは読み手に与える印象が違い、基本ルールとして同じ記事内では統一しなければなりません。
Webライティングでは、箇条書きを効果的に使えば、無駄を省ける効果があります「~です」と「~である」が混在すると、読み手に違和感を与えてしまいます。
どれが良いのかは執筆する内容やコンセプトで異なりますが、一般的には「ですます調」です。
また、親しみをもってもらいたい場合や、ターゲットが若年層なら「~ですよね。」など、適所に口語調を使うのも効果があります。
「~だ~である調」は威圧的かつ高圧的な印象が強いので、極力避けた方がよいでしょう。
5、基本その➄ 主語と述語にねじれがないかチェックする
意外に誰でも陥りやすいミスが「文章のねじれ」。
文章のねじれとは、主語「誰が(何が)」と、主語について説明する役割の述語が繋がっていないことを表す言葉です。
「ご飯を食べる」という一文では、「ご飯」が主語、「食べる」が述語ですよね。
主語と述語は文章の骨格となり、ここに接続語などが加わることで、より詳しい説明ができるようになります。
例えば、「私の特技は文章を書きたいです。」という文章では、「特技は」が主語で、「書きたいです。」が述語となり、文章として成立していません。このように、主語と述語の繋がりがおかしくなってしまっている文章のことを「ねじれ文」と呼びます。
極端な例文でしたが、Webライティングを始めて最初の内は、記事が完成したら文章ごとに主語と述語を抜き出してチェックすることも大切ですよ。
6、まとめ
今回は、基本中の基本をご紹介しましたが、他にも知っておかなければならないことは沢山あります。
まずは、
- 文章の見出しなどの構成
- キーワードを自然な形で盛り込む
- 文末表現は統一する
- 文章の無駄を省く
- ねじれ文章に注意する
この5つのポイントだけでも押さえていれば、読まれる文章に近づくのではないでしょうか。