Webライティングで読みやすい文章の書き方

Webライティングの永遠のテーマ「文章の書き方」
Webライターと呼ばれる仕事をしている人の大半は独学で日々の仕事をこなしながら試行錯誤しています。

「読みやすい文章」や「分かりやすい文章」ということを教わりますが、最初の内はその書き方で悩まれる方も多いでしょう。
これだけは、いくら本を読んでも身につけるのはある程度の経験が必要。

そこで今回は、Webライティングで読みやすい文章を書くための、初歩的な文章の書き方の基本と、ちょっとしたテクニックをご紹介いたします。

1、まずは文書の書き方の基本を知る

読みやすい文章を書くには、まずは基本をしっかり身につける必要があります。
表現を変えれば、書き方の基本さえ押さえていれば誰でも読みやすい文章をつくれるようになるということです。

読点「、」は正しく使う

文章を書いていると、読点が少なかったり、多かったり、使い方は人それぞれ。読点は、文章の意味の切れ目を示したり、読みやすくしたりするために使用される記号ですよね。

使い方に規則はないものの、読点の使い方で文章の印象が変わり、読みやすくもできたり、逆に読み手にストレスを与えたりしていまいます。
一般的な読点を入れるケースは以下の通りです。

・主語の後ろ
状況に合わせて、ここまでが主語だと分かるように読点を入れておくと親切です。
・文字色・並列関係の単語が並ぶ場合:
「安心、安全、快適」という使い方が一般的ですが、読点のかわりに中黒「・」を使ってもOK。
・接続詞の後ろ
「また、しかし、」などの接続詞の後ろに入れると接続詞が強調されます。
・重文・複文の区切り
「主語+述語」が1文の中で2回使えば「重文」、述語が2回使えば「複文」といい、その区切りに入れます。
・ひらがなや漢字が連続する部分
「~されていないと、とても難しい」や「これ以上、努力できない」など、

このように使われますが、1つの文章をできたら読点がおかしくないか、しっかりチェックしましょう

指示代名詞を多用しない

「これ、あれ、それ、どれ」や、「この、その、あの、どこの」などの指示代名詞は、他人に何かを伝えるうえで頻繁に使われます。
しかし、Webライティングで指示代名詞を使用することは、基本的におすすめできません

Webサイトを見るユーザーの多くは、興味がありそうな部分だけを読む傾向があります。さらに、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは指示代名詞を解釈してくれません。

ユーザーが、知りたい情報がありそうな見出しを見つけて読んでくれても、文章中に「あの」や「この」が多用されていれば、ユーザーは「あの」や「この」が何を意味しているのか理解できないことがあります。

ただし、「あの」「この」の部分が長くて読みにくくなってしまうときは、無理をして変える必要はありません。
状況に合わせて、できるだけ指示代名詞の使用を避けて、どこから読んでも意味が分かる文章を心掛けましょう。

長文は避ける

先程も軽く触れましたが、Webサイトを見る多くのユーザーは、興味がある部分のみ「流し読み」する傾向が強い。そのため、長すぎる文章は読みにくいだけでなく、読んでいる途中でユーザーが離れてしまう可能性があります。

一般的に、80文字を超えると長いという印象を持たれます

ただし、長い文章が駄目だとだからといって、短い文章の連続もおすすめできません。
稚拙な印象を与えてしまう上に、文章がぶつ切りになってリズム感が失われてしまうからです。

その対策法として、

  • 長くなりそうなら句点「。」で区切る
  • 2~3行を目安に段落を分ける
  • 箇条書きできる箇所は、積極的に箇条書きにする

といった方法があります。

自分が読み返して、長いと感じれば当然読み手も長いと感じることがありますよね。
まずは、客観的に見て長いと感じたら、句点で区切るなどの配慮は必要になります。

「カタカナは全角」「英数字は半角」が基本

普段読んでいる小説や雑誌では気になりませんが、Webライティングでは全角・半角文字の使用は基本ルールがあります

カタカナ:全角 ◯「アイウエオ」、×「アイウエオ」
数字:半角 ◯123、×「123」
アルファベット:半角 ◯「ABCD」、×「ABCD」
句読点:全角 ◯「、。」、×「.,」

どちらでも良さそうなイメージですが、見た目にも読みやすさにも繋がるので、ルールに沿って作成していきましょう。

また、ルールの点でもう一つ。
私たち日本人は、文章を書くとき「一文字下げ」、いわゆるインデントを使いますが、Webライティングでは使用しません
Webライティングにおいては、改行でスペースを確保し、段落の区切りをつける方法が読みやすいとされています。

「文章のねじれ」に注意

文章のねじれとは、主語と述語の繋がりがおかしくなって文章が成立していないことを指しています

「水を飲む」という一文では、「水を」が主語で、「飲む」が述語です。
そこで、例えば「私の職業は医者になりたいです。」という文章では、「職業は」が主語で、「なりたいです。」が述語となり、文章としておかしいですよね。
このように、主語と述語の繋がりがおかしくなってしまっている文章のことを「ねじれ文」と呼びます。

短い文章ではねじれが起こることはありませんが、少し長い文章では最終的に主語と述語を抜き出してチェックしてみましょう。

以上、5つのポイントを説明しました。どれも基本的なことなので、しっかり認識しておきましょう。

2、文章の書き方のちょっとしてテクニック

次に、基本からステップアップして、文章の書き方のちょっとしたテクニックをご紹介いたします。

表を挿入する

Webライティングで文章を書いている中で、表でまとめられる要素があれば、積極的に表を活用していきましょう

表を文中に挿入することで、文章ばかり続けるよりも視覚的にも落ち着くことや、読み手にとっても見やすくて分かりやすくなる効果があります。

「体言止め」を使用する

体言止めとは、名詞(人、もの、事)で文章を終わらせる技法。これがそうです。
Webライティングにおいて、文章を目立たせることによって強調する効果や、文末表現を変えることで文章の流れにアクセントが加わります

ただし、変な使い方をすると文章の意味が変わってしまうこともあるので、正確に使用するようにしてください。
体言止めを上手く活用していけば、単調な文章にアクセントが加わり、読み応えのある文章に変化しますよ。

「!」「?」を上手に使う

感嘆符「!」と、疑問符「?」を使うと文章の印象が変わります。
文章内にうまく盛り込むと、リズム感が生まれ、読み心地をよくすることができます

・バラの花が美しい!
・この本は幾らなのか?
など、強調して何かを伝えたいときに利用します。

ただし、使いすぎると下品な印象を与えてしまうので、適所に利用することが大切です。

3、まとめ

読みやすい文章の書き方は、基本を理解しないと出来るものも出来ないですよね。
ここでご紹介した5つのポイントは、Webライティングでは当たり前のことなので、しっかり認識しておきたいですね。

また、テクニックという程のものではないものの、ここでは3つご紹介しましたが、その他にも知っておきたいテクニックは山ほどあります。

Webライティングは、常にユーザー目線が基本なので、客観的に見返すことも大切ですよ。

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