突然ですが、”セールスライティング” というライティング手法をご存知ですか?
コピーライティングやWebライティングはご存知の方も、違いを明確に理解している方は少ないのではないでしょうか。
単純に「セールス=販売」。文字通り売上に直結するライティングのこと。
つまり、セールスライティングとは、特定の商品やサービスを販売するために用いられるライティング手法になります。
そこで今回はセールスライティングについて、その他のライティングとの違いや基本的な書き方をご紹介いたします。
1、セールスライティングとは?その他のライティングとの違い
現代社会はインターネットが必要不可欠なもの。
星の数ほどのサイトやコンテンツが存在し、おそらく調べられない情報はないでしょう。
また、SNSの爆発的な普及にともない、インターネットを経由したビジネスが主流になっています。
そのような状況から「ライティング」が注目され、Webライティングやコピーライティング、セールスライティングが重要視されているのです。
セールスライティングとは?
セールスライティングとは何かについては先程説明した通り、特定の商品やサービスの販売または会員登録などの行動(レスポンス)を促すことを目的としたライティング。
セールスと聞けばセールスマンを連想しますが、セールスライティングは ”文章” でお客さまの購買意欲を促し、結果として購買したり会員登録したりといった行動を起こしてもらうのを最大の目的としています。
つまり、行動を起こさせるためのライティングになります。
主に、ダイレクトメールやチラシ、メールマガジン、ホームページ上のライティングページなどで広く使われるライティング手法です。
では、その他のコピーライティングやWebライティングは、どんなライティング手法なのか?
コピーライティングとは?
コピーライティングは、セールスライティングのようにお客さまに購買行動を起こさせるライティングとは異なり、特定の商品やサービスのイメージをアップさせるためのライティング。
「キャッチコピー」といえば分かりやすいでしょう。
記憶に残る文章やインパクトの強い言葉を使って、企業・メーカーのイメージアップや、商品・サービスのコンセプトをお客さまに価値があると認識させる「ブランディング効果」が期待できるライティング手法になります。
有名な企業のキャッチコピーといえば、一度聞いたら忘れられませんよね。
LOTTE(ロッテ):お口の恋人
LION(ライオン):今日を愛するLION
TOSHIBA(東芝):Leading Innovation
などなど、有名企業には必ずキャッチコピーが存在し、コピーライティングによって生み出されているのです。
Webライティングとは?
Webライティングは、検索エンジンの検索ページで上位に表示してもらえるような工夫を施した文章を書く技術。
簡単には、Webサイト上に掲載する文章を、Webに合わせた表現や構成で最適化するライティングになります。
上の2つのライティングとは違い、もちろん結果として購入・会員登録に繋がればベストですが、Webライティングでは検索エンジンやSNS経由の集客を意識したライティングが求められます。
現在では、クラウドソーシングを中心に様々な案件が用意され、サラリーマンの副業、主婦の在宅ワークや学生のアルバイトといった働き方でも注目されているライティングになります。
以上、定義の違いから3つのライティングの違いは分かりましたよね。
今回注目しているセールスライティングは、見ているお客さまに行動(購入・会員登録など)を起こさせるためのライティング手法になります。
2、セールスライティングの基本と書き方
セールスライティングは、お客さまの購買意欲を促して実際に購入行動を起こしてもらうのが最大の目的。
メルマガやチラシのセールスライティングを見たお客さまが、実際にその商品を購入すれば成功。自分のセールスライティングによって、お客さまが行動(レスポンス)を得たことになるのです。
セールスライティングの基本
実際にお客さまに行動してもらうためには、当然取り扱う商品やサービスの価格や機能といった基本情報は把握しておくのが重要。
そこからさらに、その商品やサービスをお客さまが利用することで、「どんなメリットがあるのか」「どのように使えば役に立つのか」というように、表面だけでなく掘り下げて考える必要があります。
そこで、実際に書いていく文章も「宣伝」ではなく、あくまでお客さまにとって有益な情報でなければなれません。
ありきたりセールストークを使わずに、普段から使っているような言葉を組み合わせて、見てくれるお客さまが自然に読める文章にする能力が求められるのです。
セールスライティング基本的な書き方
書き方といっても、基本知識を学んで実際に書く練習を行う必要があり簡単に説明は難しいので、ここでは書き方の法則をご紹介いたします。
「BEAFの法則」というものをご存知でしょうか?
BEAFの法則は、商品やサービスによって得られるメリットや役立つ情報を最初に提示して、その理由となる論拠や競合優位性を補足していく手法です。詳しくは以下の通り。
- Bnefit:メリット
- Evidence:証拠/実証
- Authority:権威(競合優位性)
- Feature/Feel easy:特徴/安心
その商品を購入、もしくはサービスを利用することで得られるメリットや、どのように役立つのか伝える。
なぜ購入するとメリットがあるのかを、具体的な証拠(口コミや売上実績など)を用いて伝える。
他にも似たような商品やサービスがあるのではないかという考えを、類似商品・サービスよりも優れていることを比較して伝える。
その商品の賞味期限や限定○個、送料などの詳細情報を伝えて、購入する意志を後押しする。
また、サービスであれば、無料期間や解約金無料などの情報を付け加えると効果的です。
以上のBEAFの法則通りに書くのが正解とは限りません。
ただし、フレームワークとして利用することで、より質の高いセールスライティング書けるようになるのではないでしょうか。
3、まとめ
ライティングには様々な種類があり、セールスライティングは見てくれたユーザーに行動(リスポンス)を起こしてもらう手法となり、実際の売り上げに直結した重要なライティングです。
そのため、セールスライティングは売り上げや申込者数などを数値化が可能。
目標にしている売り上げを達成すれば成功、逆に達成できなかったときは再度ライティングするなどの対策が施しやすくなります。
その他の、コピーライティングやWebライティングでも、結果として売り上げに影響を与えますが、基本はイメージアップや集客が目的のライティングになります。
今回は、セールスライティングの特徴やその他のライティングとの違いだけでも理解していただければ幸いです。