近年注目される「フリーランス」の働き方ですが、多くのフリーランスに人気なのが「Webライティング」です。
現在フリーランスの方、あるいはこれからフリーランスになりたい方の中には、Webライティングに興味を持っている方が少なくないでしょう。
この記事では、フリーランスとWebライティングをキーワードに、以下の点を解説します。
- フリーランスの収入目安
- フリーランスでWebライティングを行うメリットとデメリット
- 稼げるフリーランスになる6つのコツ
- Webライティングの始め方
最後に、いきなりフリーランスでWebライティングの仕事をすることへの不安を解消できる3つの対処法と、おすすめサービスをご紹介します。
- 1.フリーランスはWebライティングの仕事で稼げる?
- 2.Webライティングで稼げるフリーランスになる7つのコツ
- 3.フリーランスでWebライティングの仕事をするメリット・デメリット
- 4.フリーランスでWebライティングの仕事を始める方法
- 5.Webライティング未経験でもフリーランスデビュー可能!「株式会社BRIDGEA」
- 6.まとめ
1.フリーランスはWebライティングの仕事で稼げる?
フリーランスのWebライターになろうと考えている方にとって、おそらく真っ先に気になるのは収入でしょう。
フリーランスがどれくらい稼げるのか、だいたいの相場をご紹介します。
また具体的なモデルケースを通して、収入のリアルをシミュレーションします。
1-1.フリーランスの収入目安
フリーランスでWebライティングの仕事をする場合、年収相場は約「120~480万円」でしょう。
月収ベースでは、「10~40万円」ほどです。
年収に幅があるのは、働き方によって報酬が変動するからです。
作業する時間や報酬単価・作業効率などは、Webライターごとに異なります。
参考までにデータを挙げると、「フリーランス白書2019」の資料では、Webライティングを含む「文筆系」の収入は以下のとおりです。
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2019」
6割近くは、年収が400万円未満です。
「文筆系」にはイラストレーターや翻訳者などの収入も含まれているため、Webライターのみの収入を断定する基準にはなりませんが、おおよそ「120~480万円」の年収をイメージしておくとよいでしょう。
1-2.平日8時間働いた場合の収入シミュレーション
フリーランスの収入イメージを鮮明にするために、具体的なモデルケースで収入をシミュレーションしてみましょう。
以下の条件で働く場合を想定しています。
- 作業時間:平日8時間
- 1年あたりの作業日数:261日(平日&祝日)
- 1記事あたりにかかる作業時間:4時間
この条件の場合、年間約2,088時間働くことになります(8時間×261日)。
1記事あたりにかかる作業時間は4時間なので、年間に執筆できる記事数は522記事です(2,088時間÷4時間)。
あとは、記事の報酬単価がどれくらいになるかです。
報酬単価別に、収入を見ていきましょう。
- 1記事3,000円の場合:156万6,000円(522記事×3,000円)
- 1記事5,000円の場合:261万円(522記事×5,000円)
1記事あたりの報酬単価により、年収に大きな差が出るのがわかります。
より高い報酬単価の案件を獲得することが、高収入のカギです。
また、上記の例では1記事書くのに4時間かかることを想定していますが、仮に2時間や3時間で書ける場合、書ける記事数が多くなって収入がアップします。
フリーランスのWebライターの収入は、このように作業時間や報酬単価・作業効率などにより変わります。
2.Webライティングで稼げるフリーランスになる7つのコツ
Webライティングで稼ぐためには、どのような工夫をしたらよいでしょうか?
フリーランスが意識すべき7つのコツをご紹介します。
2-1.文章力やSEO対策のノウハウを学ぶ
何よりもまず、文章スキルやSEO対策の知識を底上げしましょう。
Webライティングは記事を書く仕事であり、良質な記事を書くには、文章力がないと始まりません。
おいしい料理を作るには、まず素材や調味料・調理方法などについて学ばなければならないのと同じです。
誰にでもわかりやすい記事を書くのは、意外と難しいものです。
そのため一度、文章力について基本から学びましょう。
SEO対策のノウハウも重要です。
「SEO対策」とは、Googleをはじめとする検索エンジンサービスで、書いた記事を検索結果の上位に表示させるための施策です。
Webライティングの案件の多くは企業のブログ記事を書く仕事であり、クライアントは記事の上位表示を狙っています。
SEO対策の知識があると、上位表示を達成できる記事を書きやすいため、クライアントから評価を得やすいです。
2-2.クラウドソーシングやSNSなど複数のサービスで案件を探す
Webライティングの仕事を、クラウドソーシングはもちろんSNSなど複数のサービスで探すようにしましょう。
※クラウドソーシングとは、仕事の発注者と受注者をマッチングするサービスです。
例えば、Twitterで「#Webライター募集」と検索すると、以下のようにWebライター募集のツイートを見つけられます。
【ライター様緊急大募集】
案件数が増えライター数が逼迫しているため、弊社で執筆頂けるライター様を緊急大募集しております!
ご興味ありましたら、DMにご連絡ください!!!
#webライター募集 #webライターと繋がりたい #webライター初心者— 三田 (@masculin_capita) August 18, 2022
今月より常時Webライター・編集者・校正者を募集致します!初心者の方もぜひご応募下さい
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EC・金融・医療etc【文字単価】
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3,000~10,000文字前後/1記事
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1記事/1週間【実績】
不問#Webライターと繋がりたい #Webライター募集— 錦橋慶叡 (@Content_Kessaku) August 20, 2022
気になる募集要項があったらDM(ダイレクトメッセージ)を送って、仕事がないか交渉してみましょう。
ビジネスSNSの「Wantedly」を使う方法もあります。
Wantedlyは、やりがいや仕事環境をベースに、クライアントと求職者をマッチングするサービスで、フリーランスのWebライティングの仕事も獲得可能です。
2-3.知識や資格・体験を活かせるジャンルから攻める
得意なことを活かせるジャンルで記事を書くのもコツです。
すでに知っていることや体験したことなどについて書ける記事なら、筆が進みやすく、作業効率が上がるからです。
具体的には、以下のような案件がないか探せます。
- 趣味で得た知識(ゲームや釣り・スポーツ・車など)
- 仕事上詳しくなったこと(法律や金融の知識など)
- 体験したこと(ダイエットやイベントなど)
- 使ったことがある商品やサービス(化粧品や健康食品・サブスクリプションサービスなど)
- 資格を有している分野
得意分野を攻めると、案件獲得にもつながります。
プロフィールや応募時の提案文に、持っているノウハウや資格などを記載すれば、関係する分野の案件に応募する際によいアピールになるからです。
2-4.良質なポートフォリオを作ってアピールする
良質なポートフォリオを作って、クライアントにアピールしましょう。
※ポートフォリオとは、フリーランスが自己アピールをするための資料。
クラウドソーシングの中には、プロフィール欄にポートフォリオを登録できる項目があります。
ポートフォリオの内容を充実させるなら、クライアントへのよいアピールができます。
具体的には、以下の項目をしっかり記載しておきましょう。
- 自己紹介
- 実績
- サンプルの記事
- 対応可能な仕事(キーワード選び・記事構成案の企画・本文執筆・画像選定・WordPress入稿・取材など)
- 連絡先
特にサンプルの記事は重要です。
記事の実物があることで、クライアントはWebライターが書く文章をイメージできるからです。
本番の記事を書くつもりで、良質な記事をいくつか書いてみましょう。
2-5.クライアントと良好な関係を築く
クライアントとの良好な関係を築くのも大切です。
クライアントの要望にしっかり沿った記事を書き続けると、評価が上がります。
Webライターとして信頼できることが伝われば、クライアントは継続して仕事を任せたいと思うでしょう。
また将来的には、報酬単価アップの交渉をしやすくなります。
クライアントと良好な関係を築くには、以下の点を心がけましょう。
- 作業指示(レギュレーション)を厳守する
- フィードバックをしっかり受け止めて、以降の記事執筆に活かす
- 記事に役立つことがあれば、積極的に提案をする
- 納期よりも早めに納品する
- 連絡があるときは早く返信する
2-6.プラスαのスキルでライバルと差をつける
プラスαのスキルを身につけて、ライバルのWebライターと差をつける努力もしましょう。
WebライティングやSEO対策のノウハウは、どのフリーランスWebライターでもある程度習得しているはずです。
少しでもクライアントから注目してもらうには、Webライターとしての希少価値を高めなければなりません。
そこで、以下のようなスキルを身につけてみるのはいかがでしょうか。
- WordPressの入稿
- 取材やインタビューのスキル
- WebライティングやSEO対策関連の資格取得
- Webデザイン
最初のころは、基本的なWebライティングの学習で手一杯かもしれませんが、余裕が出てきたら取り組んでみるようおすすめします。
2-7.アルバイトや社員になってWebライティングのスキルを上げる
「フリーランスのWebライターになる前に、周りからのサポートを受けながらWebライティングの仕事がしたい」
このような場合は、まずアルバイトや社員として、Webライティングの仕事ができる会社で働くのも手です。
求人サイトなどで「Webライティング 未経験」と検索すれば、未経験者でも募集している求人が見つかります。
バイトや正社員として働く場合、上司や先輩からのサポートを得ながらWebライティングスキルを上げられるのがメリットです。
一定の給料が保証されているため、お金の面でも心配が少ないでしょう。
Webライティングのスキルを上げ、その後フリーランスとして独立すると、心理的に安心感があります。
3.フリーランスでWebライティングの仕事をするメリット・デメリット
ここからは、フリーランスとしてWebライティングの仕事をするメリットとデメリットを見ていきましょう。
両方を知ることで、自分がフリーランスWebライターとしてやっていけそうかどうか、イメージがわきます。
3-1.フリーランスのメリット
フリーランスのメリットは、たくさんあります。
代表的なメリットを4つ見ていきましょう。
3-1-1.頑張りが収入に反映される
フリーランスWebライターは、実力や実績がつくまではなかなか稼げません。
しかしスキルが上がるにつれ、より多くの案件を獲得でき、報酬単価の高い仕事を請けられる可能性も高まります。
Webライティングの学習や仕事を頑張るほど収入が右肩上がりになり、モチベーションも高まります。
3-1-2.働く時間や場所を自分で決められる
フリーランスWebライターは、リモートワークが可能です。
自宅でもカフェでも、好きな場所で働けます。
さらに納期さえ守れば就業時間に決まりがないため、早朝でも深夜でも好きなタイミングで作業できます。
そのため、家族やプライベートの時間を十分に取れるでしょう。
3-1-3.人間関係のしがらみが少ない
フリーランスはほかの人と作業するわけではないため、人間関係をあれこれ考えずにすみます。
案件の担当者との連絡はありますが、作業自体は一人で行います。
黙々と気楽に仕事できるため、リラックスして働きたい方に魅力的な働き方です。
3-1-4.特別なスキルや設備がなくても始められる
Webライティングを始めるのに特別なスキルや設備は必要ありません。
基本は、PCとインターネットがあれば十分です。
フリーランスとしてすぐにでも働き始めたい方にぴったりです。
3-2.フリーランスのデメリット
フリーランスWebライターには、デメリットも存在します。
3つほどデメリットを挙げてみたいと思います。
3-2-1.安定した収入は保証されない
フリーランスは給料制ではないため、バイトや正社員のように安定した収入は保証されていません。
自らのスキルや努力しだいで収入アップを図る必要があります。
向上心や営業力がないWebライターは苦戦するでしょう。
3-2-2.ライバルが多い
クラウドソーシングには多くのWebライターがいて、条件のよい案件には多くのライバルが目をつけます。
そのためスキルや実績がないフリーランスは、なかなか案件獲得競争に勝てないかもしれません。
3-2-3.納期に追われることがある
Webライティングの仕事には、納期があります。
収入を上げようとして多くの案件を請け負うと、納期に追われてしまう恐れがあるでしょう。
この点は、デメリットというよりもスケジュール管理の問題ですが、初心者Webライターはスケジュール感覚がつかめず、最初は余裕のない働き方になるかもしれません。
4.フリーランスでWebライティングの仕事を始める方法
フリーランスでWebライティングの仕事を始める方法を解説します。
クラウドソーシングで働く場合と、記事作成代行会社で働く場合の2パターンを見てみましょう。
4-1.クラウドソーシングに登録し案件を探す
クラウドソーシングで働く流れは、以下のとおりです。
- WebライティングやSEO対策の学習をする
- クラウドソーシングに登録する
- 記事作成代行会社から仕事を打診される
- クライアントと条件交渉をする(テストライティングを受ける可能性あり)
Webライティングの仕事を見つけられるクラウドソーシングとしては、「ランサーズ」や「クラウドワークス」が有名です。
4-2.記事作成代行会社の「ライター募集」に応募する
記事作成代行会社で働く場合、以下のステップで仕事を獲得しましょう。
※記事作成代行会社とは、クライアントの代わりに記事執筆の仕事を行う会社。
- Webライターを募集している記事作成代行会社に応募する
- テストライティングや面接などを受けて採用される
- 記事作成代行会社から仕事を打診される
- 条件を確認して受注する
クラウドソーシングとは異なり、記事作成代行会社では自分で営業するのではなく、代行会社から仕事を回してもらえます。
クラウドソーシングほど仕事を自由に選べませんが、スムーズに仕事を始められるのが魅力です。
5.Webライティング未経験でもフリーランスデビュー可能!「株式会社BRIDGEA」
フリーランスWebライターになりたいみなさま、ぜひ「株式会社BRIDGEA」にご相談ください。
弊社は記事作成代行会社として、随時Webライターの方を募集しています。
経験や年齢は問いません。
在宅ワークに興味がある方、文章を書く仕事をしたい方、どなたでも歓迎いたします。
未経験の方には、弊社スタッフがWebライティングやSEO対策について無料で指導します。
またディレクターや校正スタッフが、記事構成や本文について各Webライターにフィードバックを行うため、Webライティングのスキル
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以下の募集ページにて、報酬例やWebライターデビューまでの道のりをご紹介しています。
詳細をご覧の上、どうぞお気軽にご応募ください。
6.まとめ
フリーランスWebライターの年収は、おおよそ「120~480万円」です。
作業時間や報酬単価・作業効率などによっては、月収20万円以上をコンスタントに稼ぐことも可能です。
ご紹介した7つのコツを意識しながら、ぜひWebライティングのスキルを上げ、収入アップを狙ってみてください。
フリーランスでWebライティングの仕事をするならば、収入面や働き方の面で大きなメリットがあります。
最初はうまくいかないとしても、学習と努力を継続しましょう。
スキルと実績が上がれば、着実に安定したフリーランスWebライターになれるはずです。