Webライティングをするために、特別な資格は必要ない代わりに「スキル」が求められる仕事。使っているパソコンのスキルは、使っていれば自然に使えるようになるでしょう。
しかし、Webライティングで、
- 分かりやすい文章
- 読んでもらえる文章
といった、文章力のスキルをアップさせるには、闇雲に執筆しているだけでは上達しないものです。
Webライターの永遠のテーマ「文章力」のスキルアップのためには、様々なテクニックを身につける必要があります。そこで今回は、Webライティングの「文章力」がスキルアップするテクニックを3つご紹介いたします。
1、Webライティングがスキルアップする3つのテクニック
Webライティングでの「文章力」のスキルを身につけるのは、やはり「最後まで読んでもらえる文章」を作るため。その最後まで読んでもらえる文章を書くためには、Webライティングの基礎知識はもちろん、スキルアップのためにはテクニックを身につける必要があります。
では、どんなテクニックを身につければいいのか?ここでは、以下の3つのテクニックをおすすめします。
- レトリック
- 三段論法
- 独自性を持たせる
と、この3つのテクニックを身につけるだけでも、文章力のスキルアップは十分に期待できます。
2、テクニック➀ レトリック技法を使う
そもそもレトリックとは、紀元前5世紀の古代ギリシアから、以来2千数百年にわたって西洋に継承されてきた言語技術の体系。日本では、「修辞技法」と呼ばれ、文章に彩を与えてくれる技法になります。
そのレトリックの修辞技法は30以上。
ただし、Webライティンクで30すべての技法を使うわけではなく、主に2~3つの技法が用いられます。
➀比喩
比喩は、ある物を表現するとき、別の物に置き換えて表現する技法。
その比喩には、「直喩法」と「隠喩法」があり、それぞれ使い方が異なります。
直喩法:「~ような(に)」を使って、たとえるものと、たとえられるものを直接比較して示す方法。一般的に使われており、「夢のような話」なども、直喩となります。
隠喩法:「ような」などを使わずに、直接2つのものごとを結びつける方法。「氷の刃」「あの人は神様だ」といった使い方です。
Webライティングでは、例えをはっきりと示す「直喩法」を利用すると、文章にハリを与えてくれます。
➁体言止め
通常、文章は「です。」「ます。」で終りますが、体言止めは名詞(人、もの、事)で締める技法。
このように、技法。という使い方になります。
体言止めを使用すると、文章を強調する効果や、文末表現を変えることで文章の流れにアクセントがでるので、リズム感が生まれます。
➂擬態語・擬音語
表現するものを、様子を文字として書き表した擬態語や、擬音語・擬声語を用いた技法。
簡単には、「ひそひそ」、「うろうろ」、「いらいら」、「どんどん」といった使い方で、様子や音を表す表現です。
利用することで、文章の表現に具体性を持たせ、読み手にイメージされやすくなる効果が期待できます。
以上、3つのレトリック技法をWebライティングに取り入れることで、単調になりがちな記事にアクセントや臨場感を与えてくれます。
2、テクニック➁ 三段論法を理解する
三段論法とは、難しい表現で「推論」の方法の1つ。
簡単にいえば、「大前提」と「小前提」から「結論」を導き出す法則になります。
この三段論法で使われる有名な例文が、
大前提:全ての人間は死すべきものである。
小前提:ソクラテスは人間である。
結論:ゆえにソクラテスは死すべきものである。
という、1度は聞いたことがあるのでは?
この三段論法では、前提のない文章には結論はない、仮に前提がないのに結論が導き出されたら、それは説得力がないということが理解できます。
つまり、しっかりした前提に基づいて最終的に導きだした結論には、確固たる説得力が生まれます。
「三段論法」は、論理的に物事を思考するとき、または論理的な文章を作成する時に利用される法則となります。
Webライティングにおいても、しっかりした前提を設定して、その前提から出させた結論には説得力を与えてくれます。簡単なようで難しいですが、三段論法は理解しておいた方が良いでしょう。
4、テクニック➂ 独自性を持たせる
Web上には、数え切れないほどのコンテンツが存在しています。
その中で、この記事もそうですが、「新しいオリジナルのコンテンツ」というものは、皆無に等しいくらい存在していません。
世間で流行になっている商品やサービスには、同じようなコンテンツがいくつも存在し、転用だと疑われるものも少なくありません。
そのため、Webライティングにおいて、重要になるのが「自分らしさ」を強調すること。つまり、同じような内容の記事でも独自性を持たせることで、結論は同じでも、読み手には違うもののように感じてもらえます。
文章の中に、自分らしさを表現するのは、思っているよりも難しいテクニックです。経験を積む必要がありますが、作った文章を見て、自分らしさを出せるものは積極的に出していきましょう。
5、まとめ
Webライティングの文章力をスキルアップするのは、容易なことではありません。
Webライターとして働いている人は、日々の仕事をこなしながら、試行錯誤しています。
今回、レトリック、三段論法、独自性と3つのテクニックをご紹介しましたが、どれもスキルアップのためには必要なものです。
Webライティングを始めたばかりの方には、難しいものもありますが、まずはしっかり基礎知識を習得していきたいですね。