主婦でもWebライターで収入を得られる?始め方・メリット・デメリット

主婦でもWebライターで収入を得られる?始め方・メリット・デメリット

Webライターは時間も場所も選ばずに仕事ができるとても魅力的な職業です。
しかしながら、希望の収入を得るには「特別なスキルが必要なのでは」「Webライターの仕事は難しいのでは」という不安を感じる方は多いようです。
Webライターに興味はあるのに「主婦だから」「未経験だから」とチャレンジしないのは、もったいないといえます。

そこでこの記事では

  • 未経験の主婦Webライターはどのくらい収入がもらえる?
  • 未経験の主婦Webライターのメリットとデメリットは?
  • 未経験の主婦Webライターの始め方と収入のもらい方は?

という内容をお伝えします。

ぜひ最後までお読みください。

1.未経験の主婦でもWebライターで収入をもらうことはできる?

時間や場所を選ばずに仕事ができるとして最近人気のWebライター。
興味はあるけど「未経験で主婦の自分には無理なのでは?」と二の足を踏んでいませんか?

Webライターは資格や高いスキルも必要なく、PC1台あればできる、比較的始めやすい仕事です。
もちろん、未経験で主婦の方でも収入を得ることはできます。

ではWebライターはどうやって収入を得ているのか、本当に未経験の主婦でもできるのか解説します。

1-1.Webライターとは

1-1.Webライターとは

Webライターとは、Web上の文章を書く人のことを指します。

Web上にはニュースサイトや企業のホームページ、個人ブログなどさまざまなサイトがあります。
それらの文章を書くことを仕事としている人がWebライターです。
最近では動画投稿サイトへ投稿するためのシナリオを書くこともあります。

納期さえ守られれば、好きな場所で時間にも縛られずに働けるので、副業としても、すき間時間を活用できる仕事としても非常に人気の高い職業です。

1-2.Webライターが収入を得る方法

Webライターは多くの場合、案件ごとに報酬を得ています。
だからといって、納品さえしてしまえば報酬がもらえるわけではありません。
クライアント側から検収が完了されて初めて報酬が発生するため「成果報酬型」の仕事といえます。

報酬の決め方では、多くの場合「文字単価」か「記事単価」で、まれに「時給」があります。

1-2-1.文字単価の場合

1-2-1.文字単価の場合
文字単価でよく見かける依頼は『1文字〇円、1記事の文字数は〇文字前後、〇〇について書いてください』といったケースです。
文字単価は0.1円から、高額になると数十円~100円くらいまであり、初心者OKの依頼は0.1円~1円の間に集中しています。
文字数は案件によって異なりますが、2,000文字から8,000文字程度が多いようです。

1-2-2.記事単価の場合

記事単価の依頼は『1記事〇円、〇文字前後で〇〇について書いてください』というものが多いです。
単価は文字数にもよりますが数百円程度から複数本の依頼で十数万円というものもあり、ここでも文字単価を目安として考える傾向があります。

1-2-3.時給の場合

1-2-3.時給の場合
時給の場合は、実際に出社が求められることがあります。
その場合、ライティングだけでなく企画や編集などの業務も任せられることが多く、上級者向けの求人といえるでしょう。

一方、在宅でも時給制を採用している依頼もあります。
リモートで仕事をする人の時間を管理する必要があるため、クラウドソーシングサービスで専用のソフトを提供しています。
時給なら、時間がかかる仕事でも、かかった時間ごと報酬になる反面、管理されることを息苦しいと感じる人もいるかもしれません。

2.主婦Webライターの収入面でのメリット/デメリット

Webライターの収入について、もう少し詳細に見ておきましょう。
未経験の主婦がWebライターを始めた際の、収入面でのメリットとデメリットを把握することで、仕事を始めるか否か判断の材料になります。

2-1.主婦がWebライターになる3つのメリット

2-1.主婦がWebライターになる3つのメリット

まずはメリットを3つご紹介します。

  1. 時間や場所に縛られずに収入を得られる
  2. 家族との時間やイベントを犠牲にせず収入を得られる
  3. 単価が上がれば効率よく働ける

それぞれ解説します。

2-1-1.時間や場所に縛られずに収入を得られる

Webライターの魅力のひとつが、時間や場所に縛られず、収入を得ることです。
PCとネット環境さえあればどこででもできる仕事のため、自分の都合に合わせて働き、収入を得られます。

通勤時間がかからないのも時間の節約になりますし、人によってはその日の気分で、自宅以外にカフェやコワーキングスペースなどで仕事をすることもあります。

2-1-2.家族との時間やイベントを犠牲にせず収入を得られる

2-1-2.家族との時間やイベントを犠牲にせず収入を得られる

納期さえ守れば自分のペースで仕事ができ、家族との時間やイベントも犠牲にしないで収入が得られます。
ほかにも、例えば子供が急に熱を出した時にも、Webライターなら対応しやすいです。
急に仕事を休まなければいけないと、どうしても周囲に気を使いますが、Webライターは自分で時間の調整ができます。

大切な家族との時間もしっかり確保しつつ収入を得られるのは、Webライターの働き方が自由だからといえるでしょう。

2-1-3.単価が上がれば効率よく働ける

Webライターは、始めたてこそ単価が低かったり時間がかかったりと大変ですが、継続していくうちにスキルが身につき、実力次第では高単価案件も受注できるようになります。

そうなれば収入が安定し、場合によっては正社員よりも高収入となることもあります。

2-2.主婦がWebライターになる3つのデメリット

デメリットも知っておくと「こんなはずではなかった」ということを防げます。

3つのデメリットとは

  1. 案件を探したり応募することで時間がかかってしまう
  2. 初めは単価の低い案件になりがち
  3. 慣れないうちは時間がかかる

どれも初めに感じることで、決して克服できないことではありません。
それぞれについて、ひとつずつ解説します。

2-2-1.案件を探したり応募することで時間がかかってしまう

2-2-1.案件を探したり応募することで時間がかかってしまう
初めは案件を探すことに時間がかかる方が多いのではないかと思います。

文字数や文字単価を見てもピンと来なかったり、記事のジャンルを見ても書けそうな気がしなかったり、締め切りがやけに早く感じてしまったりと、案件を探すだけで一苦労です。
応募しようにも、慣れていないために必要以上に時間がかかり、それ以前に不安でなかなか応募できないこともあります。

ただ、それは初めだけです。
慣れてしまえば時間もかからなくなりますし、受注もしやすくなります。

2-2-2.初めは単価の低い案件になりがち

初めのうちは、単価が低い案件ばかりになりやすいです。
「未経験者可」の案件は文字単価0.1円~1円ほどが多く、あまり収入にならないと思うかもしれません。

しかし、高単価の案件であっても時間がかかってしまっては、低単価と同じ結果になってしまいます。
したがって初めは単価の高低よりも、慣れることを念頭に受注した方がよいでしょう。

2-2-3.慣れないうちは執筆に時間がかかる

2-2-3.慣れないうちは執筆に時間がかかる
どんな仕事でもそうですが、Webライターも慣れるまでは1つの記事を書き上げるまでに時間がかかります。
収入面でも、時給換算で数十円から数百円ということもあります。

でもそれも慣れてくれば徐々に早くなりますので、焦らずひとつひとつの案件を大切にしてください。

3.主婦のWebライターの収入のリアル

では主婦のwebライターはどのくらい働いて、どのくらいの収入を得ているのでしょうか。
いくつかの調査結果をもとにご紹介します。

3-1.平均の収入はどのくらい?

3-1.平均の収入はどのくらい?

「主婦のWebライターの平均収入」というデータは、今のところありません。
そこで、まずはパートタイマーとして働いている方々の収入や労働時間を調べました。

厚労省の「毎月勤労統計調査 令和3年分結果確報」によると、パートタイマーの月間現金給与額は9万9、532円。年収に換算すると119万4,384円です。
月間の出勤日数は13.9日間、実働時間は78.8時間。

計算上、1日約5時間半、月間14日間働いていることになります。

この労働時間をフリーランスに当てはめると「時短ワーカー」に当たり、収入の分布は下表のようになります。

<時短ワーカー(60時間以上140時間未満/月)の年収分布>

年収 割合
200万円未満 26.9%
200~400万円未満 31.4%
400~600万円未満 18.4%
600~800万円未満 10.2%
800~1,000万円未満 5.7%
1,000万円以上 4.9%
わからない・無回答 2.5%

※出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」より引用

ボリュームゾーンは「200~400万円未満」です。
Webライターだけの統計ではありませんし、主婦に限っているわけでもありませんが、この数字だけを比較した場合、パートタイマーよりフリーランスの方が収入面ではやや高い傾向が見られます。

これは単純に数字だけの比較で個別の事情は考慮しておりませんので、目安程度にとどめておいてください。

3-2.収入を得られるまでに要する期間は?

数千円~数万円ほどの収入であれば、初月からでも可能です。
ただしそれは案件を獲得できた場合の話で、企業に属していない場合は、案件の獲得が最初の仕事になります。

人によって目標の収入は違いますし、仕事量や環境など個人差があるため確実な期間ではありませんが、ある程度まとまった収入を得るまで数か月はかかると見込んでおきましょう。

少しでも早く目標の収入を得るためには、単価に着目するより「書く」ことを意識してできるだけたくさん受注してみてください。
できたらフィードバックをもらえる案件であれば、次に生かせるので成長が早いかもしれません。

3-3.主婦Webライターの収入は個人差が大きい

3-3.主婦Webライターの収入は個人差が大きい

Webライターは、実力がものをいう世界です。
早い段階で高いスキルを身につければ、早くから高い収入を得ることも可能です。

しかし「そんなに時間がかけられない」「勉強したくても時間がない」といった場合、高単価案件の獲得は難しくなります。
単価が低くてもたくさんの案件をこなせば確かに収入は上がりますが、主婦の方がすき間時間を活用してWebライターに挑戦していることを考えるとそれも厳しいです。

短時間で高収入を得るには、いかに高単価案件を獲得するかにかかっています。

3-4.平均以上の収入を得るには仕事の始め方・選び方が重要

それでも「もっと収入を得たい」という場合は、仕事の始め方や選び方を考えてみましょう。

まずは「書く」ことに慣れるのが大切です。
案件を探すときは

  • 文字数は多すぎない(1,000~3,000文字程度)
  • 単価は気にしすぎない
  • 書きやすい題材(少しでも知識や経験が生かせるもの)

などを参考にしてみてください。

あまりにも条件にこだわっては、時間ばかりかかってしまいますので柔軟さも必要です。
また執筆の際わからないことは積極的に質問して、できるだけ早くコツをつかみましょう。

4.主婦Webライターの始め方と収入を得るまで

「Webライターを仕事としてやってみたい」と思ったらあとは行動に移すだけです。
どう始めて、どう収入を得るのか詳しく解説します。

4-1.クラウドソーシングサービスに登録

4-1.クラウドソーシングサービスに登録

特に紹介など受注の予定がない方は、クラウドソーシングサービスに登録しましょう。
多くの案件があり応募の仕方も明示されているため、比較的応募のハードルは低いです。

4-2.「未経験者OK」の案件に応募

検索する際「未経験者可」の案件が表示されるようにすると探しやすいかと思います。
文字数が多すぎないこと、書きやすい題材かを考慮しつつ応募します。

1件ずつ返事がくるまで待っていると時間がかかるので、何件かまとめて応募するのがおすすめです。

4-3.少しずつ高単価案件に挑戦

4-3.少しずつ高単価案件に挑戦

書くことに慣れてきたと思ったら、少しずつ単価を上げてみましょう。
実績を積むことで、高単価案件でも徐々に受注しやすくなっていきます。

また、慣れることで執筆のスピードも上がるので、案件を増やしても対処できるようになります。

4-4.クラウドソーシングサービス以外の案件に応募

高単価の案件が受注できるようになってきたら、クラウドソーシングサービス以外でも応募してみましょう。
クラウドソーシングサービスは案件がたくさんあり仲介もしてくれるので非常に便利ですが、手数料が高いため収入を考えると少し物足りなく感じるかもしれません。
クラウドソーシングサービス以外で受注できれば、同じ単価でも手数料がかからない分、収入は増えます。

このような手順で、少しずつ単価を上げて収入アップを目指しましょう。

5.まとめ

Webライターは比較的始めやすく、自由度が高い仕事であることがおわかりいただけたかと思います。
特別なスキルも資格も必要ないため、未経験者でも学びながら実績を積むことが可能です。

もし迷っているなら、まずは始めてみましょう。

早く始めればそれだけ早く実績を積むことができ、その分早く収入が上がる可能性もあります。
PCとネット環境があるなら、すぐにクラウドソーシングサービスに登録してみましょう。

関連記事

  1. Webライターになる具体的なやり方とは?必要なスキルや稼ぎ方を解説

    Webライターになる具体的なやり方とは?必要なスキルや稼ぎ方を解説

  2. Webライティングの基本として知っておきたい5つのポイント

  3. 作業効率UP!Webライターにおすすめのツール19選

    作業効率UP!Webライターにおすすめのツール19選

  4. Webライティングの特徴を種類別に解説!おすすめ案件もご紹介

    Webライティングの特徴を種類別に解説!おすすめ案件もご紹介

  5. 副業でWebライティング(ライター)を始めてみよう!必要なものや知識と…

  6. 副業にも最適!Webライティングの魅力と仕事のポイントを伝授

    副業にも最適!Webライティングの魅力と仕事のポイントを伝授