Webライティングと聞くと、何となく難しそうなイメージがありますが、初心者でもWebライティングはできます。
正確には、ライティングには特に資格などが必要なく、誰でもWebライターになれるのです。
現代のインターネット社会の中では、こだわりが無ければ初心者でもあっても、未経験でもあってもWebライティングの仕事を得るチャンスはいくらでもあります。
とはいっても、Webライティング初心者であっても、基礎知識は必要ですよね?
そこで今回は、Webライティングの初心者の方が覚えておきたい基礎知識をご紹介いたします。
- 基礎➀ 基本構成を理解する
- 基礎➁ キーワードを意識してタイトルをつける
- 基礎➂ 見出しを作ってあらすじを考える
- 基礎➃ 本文の基本はしっかり守る
- 基礎➄ 曖昧表現の多用は禁物
- まとめ
1、基礎➀ 基本構成を理解する
Webメディアは、雑誌や新聞などの紙媒体と比べると、
- PC、スマホ・タブレットなどの端末では一目で全体が見えない
- 文字の大きさや解像度が異なり読みにくい
といった独特の特徴があります。
そのため、WebライティングではWebに合わせた構成にしなければなりません。
ごく一般的な構成として、3つのパートに分けられます
➀トップ
トップは、
- タイトル
- フック文章(導入文)
で構成され、ユーザーを惹きつけて、先を読んでもらうための重要な役割を果たします。
➁ボディ
ボディは、
- 大、中、小見出し
- 本文
大見出し、必要なら中見出し、小見出しが配置され、それぞれに本文が付くという形です。
本文自体は、読みやすくて飽きさせないような内容がベスト。
➂クロージング
クロージングは、簡単にいえば「まとめ」です。
記事のまとめ以外に、伝えたいことや紹介しておきたいときはここで伝えておきます。
このように、トップで興味を惹きつけて、本文で説明し、まとめで納得してもらう。最初は違和感があるかもしれませんが、この基本構成は覚えておきましょう。
2、基礎➁ キーワードを意識してタイトルをつける
Webライティングにおいて、タイトルが最重要。
大半のユーザーはタイトルだけ見て、その記事を読むか読まないかを決めています。
Web上では、ユーザーが記事を読むきっかけは、たまたま何となく目にとまったからという場合がほとんどです。
そこで、Webライティングでは、記事をたくさんの人に読んでもらうため、「SEO」が重視されています。
SEOは「検索エンジン最適化」を意味し、ユーザーが特定のキーワードで検索エンジンを利用して検索したとき、検索ページの上位に表示されるよう工夫する技法のこと。タイトルにキーワードが含まれない記事は、当然検索順位が下がってしまいます。
本文中にもキーワードを意識しておくことも大切ですが、たくさんの人に読まれる記事を作成するなら、キーワードを含んだ分かりやすいタイトルが求められます。
3、基礎➂ 見出しを作ってあらすじを考える
タイトルが決まったら、次に何項目かの見出しを作って、記事の大まかなあらすじを考えていきます。
初心者の方で、いきなり本文から書き始める方がいますが、だいたい途中で何を書いているのか分からなくなる傾向があります。
また、文章が書けないという方も、本文から考えているからです。
見出しは記事の骨格となる重要な部分。書きはじめてから混乱しないためにも、見出しを作って全体の構成を考えることが大切です。
さらに、タイトルと同じようにシンプルで魅力的な見出しにすることで、段落ごとに読み手を飽きさせない効果もあります。
4、基礎④ 文章の基本はしっかり守る
ここまでタイトル・見出しを考えたら、実際に本文を書いていきます。
その際、文書の基本となる「句読点」や「接続詞」、さらに「てにをは」の使い方には注意が必要。
「てにをは」は基本的に、「は、を、が、も、に」など、語句と他の語句との関係を示したり、文章に一定の意味を加えたりする言葉が、「てにをは」と呼ばれます。
これら3つの使い方がおかしいと、文章自体の内容が伝わりにくくなります。
特に、読点「、」の使い方が分からないという方もいますが、一度音読してみると、文章の区切りが分かりやすくなりますよ。
文末表現は統一する
文章を書くとき、「~です~ます調」もしくは「~だ~である調」、または会話感覚の口語調といった文末表現があります。
この文末表現の基本ルールとして、同じ記事内では統一しなければなりません。
Webライティングでは、「ですます調」と「だである調」が混在すると、読み手に違和感を与えてしまいます。
また、「~に行きます。~を見ます。~と思います。」など「ます」の表現を連続して使うと、単調なイメージを持たれてしまうので、目安として同じ文末を2回以上使っているなら、以降を別の表現に言い換えるとリズムが良くなります。
5、基礎➄ 曖昧表現の多用は禁物
曖昧表現が多い文章は、自身の無い印象を与え、リズム感が無くなるので使わない方が良いでしょう。
特に、「~と思います。」「~と思われます。」、「~かもしれません。」といった曖昧表現は頻繁に使われています。
しかし、せっかく色々な情報を調べて書いていても、「~かもしれません。」で終ってしまっては、説得力に欠けてしまいますよね。
例えば、「効果があると思います。」だと、本当に効果があるの?と疑いたくなりませんか?
そこは曖昧な表現は止めて、「効果があります。」にするのが正解です。
日本人は断定的な言い回しを避ける傾向がありますが、Webライティングにおいてはマイナスでしかありません。
6、まとめ
今回は、Webライティングの基礎知識として5つのポイントを説明しましたが、初心者の方はどれも覚えておきたいものばかりです。
特に、基本構成は理解しておくことが重要。
あとは、構成通りに記事タイトル・見出しを考えて、文章の基本ルールを守って書いていけば良いだけです。
初心者の方は、最初の内は難しいテーマは避けて、簡単なテーマから慣れていくようにしたいですね。