Webライティングを始めるのに資格は必要なのか?
という質問をたまにお受けしますが、「Webライティングに資格は不要です!」が答え。
基本的に、パソコンとインタータット環境が整っていれば仕事ができる手軽な職種です。
ただし、Webライティングを始めるにあたった、基本的なライティングのスキルや、ある程度のSEOに関する知識は必要になります。
そのため、Webライティングは資格は不要だけど、「持っていると有利な資格」という資格があります。
そこで今回は、Webライティングをやっていく上で、持っていると有利な資格とは何かご説明いたします。
1、Webライティングで持っていると有利な資格とは?
繰り返しになりますが、Webライティンクは資格がなくても始められます。
ただし、スキルや知識は必要。Webライティングは、情報収集力、構成力、文章力など、様々なスキルが求められる仕事です。その他にも、SEOに関する知識や、トラブルが多い著作権についても理解しておく必要があります。
そのため、Webライティングでは、「この資格を持っている人は信頼できる」という、仕事をやっていくうえで有利になる資格があります。
厳密にいえば、資格ではなく能力・技能検定。
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
現在では、以上2種類の検定制度が設けられています。
前提として、あくまで持っていると有利になる資格なので、「資格を持っていないとWebライティングができない」というわけではありません。
2、Webライティング能力検定とは?
Webライティング能力検定は、『一般社団法人 日本WEBライティング協会』が2012年から実施している検定試験制度です。
協会の目的として、以下のことを掲げています。
「Webライティングに関する正確な情報やノウハウを提供することにより、わかりやすく効果的かつSEOに有利な文章作成技法の啓蒙と普及を行い、Webサイトの内容の充実と質の向上に寄与すること」(協会概要 一部参照)
それでは、詳しい検定内容を見ていきましょう。
Webライティング能力検定 1~3級
能力検定は1~3級まで等級に分かれていますが、出される問題は全て同じ、取得した得点ごとに級が割り当てられる仕組み。試験会場は、全国13都市の各会場で行われます。
また、検定は以下の内容で問題が出題されます。
- 国語:誰でも理解できる平易で正しい日本語
- Webライティング:企業HP、ネットショップ、ブログなどのライティングスキル
- コピーライティング、メールライティング:売れるライティング、メールによる顧客対応
- SEO:多くの人に訪問してもらい、売上を上げられる
- 倫理・法律、炎上対策:トラブルを起こさないライティングスキル
- Webライティングに関するミニ論文:意図が適確に伝わり信頼を高められる文章(200~300文字)
取得等級のレベルの目安
- 1級:一般的な仕事から、難易度の高い仕事もできるトップクラスのスキルを持っていること
- 2級:一般的な仕事を行う上で、充分なスキルを持っていること
- 3級:一般的な仕事を行う上で、最低限のスキルを持っていること
点数内訳および合格基準
88点満点
- 国語:12点満点
- Webライティング:12点満点
- コピーライティング、メールライティング:16点満点
- SEO:16点満点
- 倫理・法律、炎上対策:16点満点
- Webライティングに関するミニ論文(200~300文字):16点満点
そこで、各級の合格基準は以下の通り。
- 1級:80~88点
- 2級:70~79点
- 3級:53~69点
- 53点未満:不合格
費用および開催日時
- 受験費用:13,500円(税込)
- 開催日時:
第16回:2018年2月18日(日)14:00~15:30(申込み〆切:2018年2月4日(日)17時)
第17回:2018年5月20日(日)14:00~15:30(申込み〆切:2018年5月6日(日)17時)
以上、駆け足でご紹介しましたが、詳しくは『一般社団法人 WEBライティング協会』の公式サイトで確認をお願いいたします。
3、Webライティング技能検定とは?
Webライティング技能検定は、2015年から『一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会』が行っている検定試験制度です。
こちらの協会も、以下の目的を掲げています。
「本協会はクラウドソーシングにおける仕事の受注者の人材教育、社会的地位向上、雇用機会の充実、地方創生を目的に創立」(協会トップ 一部参照)
また、Webライティング技能検定は、好きな場所で検定試験が受験できるようにオンライン試験システムを活用しています。
Webライティング技能検定
Webライティング技能検定は、能力検定のように等級は分かれておらず、月1回のペースで試験を実施。
受験資格
WEBライティング技能検定は、「WEBライティング技能検定講座」を購入された方が対象の技能検定。
そのため、ヒューマンアカデミーという会社から発行されている6冊の教材(価格:税込32,000円)を購入して、勉強してからWebライティング技能検定本試験を受けなければなりません。
試験内容
試験内容は、ビジネスマナーや個人情報保護/セキュリティ等に関する設問/文章作成技術や検索エンジンに関する知識/一般教養。
- 各項目 選択式問題 :50問
- 実技ライティング問題(200~400文字程度): 4問
合格基準
合格ラインは非公開。
4択問題50点、ライティング問題各50点の計250点満点。
しかし、実技ライティング問題の比重が非常に高い傾向があります。
費用および開催日時
- 本試験料:6,000円(税込)
- 開催日時:毎月第4土曜日 13:00~14:30(90分間)
(合格者は、「WEBライティング技能検定 合格証・認定カード・WEBライティング実務士ID」の発行に、3,000円(税込)が必要)
合格すると「WEBライティング実務士」として大手クラウドソーシング各社から色々な特典が受けられる。とのこと。
以上、受験資格や受験方法、合格者特典が特殊なので、『一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会』の公式ページで内容をよく確認しておきましょう。
4、まとめ
今回は、Webライティングの資格についてご紹介しましたが、基本的にWebライティングを始めるために資格は必要としていません。
ご紹介した、Webライティング能力検定、Webライティング技能検定ともに、持っていれば就職やクラウドソーシングに登録したときに、有利になるという資格です。
特にWebライティング技能検定の合格者は、クラウドソーシングではかなり待遇が良くなるようですよ。
しかし個人的には、Webライティング能力検定の方がおすすめです。
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