Webライティングにおいてタイトルは、記事の「看板」ともいえる重要な要素です。
タイトルしだいで、検索順位や集客率が左右されることも。
短い文章ながら、タイトルには大きな影響力があります。
Webライティングのスキルアップを目指すなら、効果的なタイトルを付けるコツを学ばなければなりません。
そこでこの記事では、タイトルにフォーカスして以下の点を解説します。
- Webライティングにおけるタイトルの重要性
- 効果的なタイトルを付ける10のコツ
この記事を参考に、ユーザーの関心を引くタイトルの付け方を学んでみてください。
- 1.【Webライティングで超重要】タイトルの役割とは
- 2.【Webライティング基礎】タイトルはどのように決定される?
- 3.Webライティングでタイトルを上手に付ける10のコツ
- 4.【Webライティング力UP】効果的なタイトルを学ぶ方法
- 5.「株式会社BRIDGEA」ならタイトル含めWebライティングを学びながら働ける!
- 6.まとめ
1.【Webライティングで超重要】タイトルの役割とは
タイトルとは、記事の看板的存在です。
というのも、タイトルは検索結果ページに表示され、ユーザーが最初に目にする項目だからです。
看板がお店の所在やサービス内容を知らせるように、タイトルも記事に関する情報を伝える役割があります。
検索結果にはタイトルのほかに、「スニペット」と呼ばれる箇所も表示されます。
※スニペットにはDS(ディスクリプション)や記事の一部などが表示される。
タイトルやスニペットは、検索結果ページにてユーザーの目を引く上で大切な要素です。
道路沿いで多くの店が看板を出して店のアピールをするように、Webライターもタイトルを工夫してユーザーを引き付ける必要があります。
1-1.タイトルは記事の「要約」
タイトルは30文字前後の短い文章ですが、記事全体を端的に説明した「要約」として機能します。
Googleは、タイトルについて以下のように述べています。
※Googleは検索エンジン界で圧倒的シェアをほこるため、この記事では「Google=検索エンジン」として解説。
“要素は、ユーザーと検索エンジンの両方に特定のページのトピックを伝えます。”
出典:“検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド”, Google検索セントラル
「トピック(話題)を伝える」、つまり記事で扱う重要な点を短い言葉で要約するのがタイトルの意義です。
1-2.タイトルとクリック率(CTR)の関係
タイトルはクリック率(CTR)と密接に関係します。
※クリック率(CTR)とは、記事のサイトがユーザーに表示された回数のうち、ユーザーがタイトルをクリックした割合。
検索結果ページには多くのサイトが表示されますが、ユーザーはすべてのサイトにアクセスするわけではありません。
自分が最も関心のあるサイトを、1つか2つ見るのが一般的です。
では、ユーザーは何を基準にアクセスするサイトを選ぶのでしょうか?
答えは、タイトルとスニペットの内容です。
そこに書かれている情報を見て、自分が欲しい情報をもっているかどうか判断するのです。
この点を裏付けるGoogleのコメントをご覧ください。
“どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトル テキストを使うことが重要です。”
出典:“検索結果のタイトルリンクを管理する”, Google検索セントラル
タイトルがユーザーの関心にマッチすればクリックされる可能性が高くなりますが、そうでなければ、たとえ上位サイトであってもアクセス量が落ちてしまう恐れがあります。
集客力を伸ばす上で、タイトルは非常に重要です。
1-3.タイトルとSEOの関係
タイトルはSEO対策とも関係します。
先述のとおり、タイトルはGoogleに記事のトピックを伝える役割を果たします。
記事のキーワードを含めることはもちろん、適切なタイトルを設定することで、Googleへ記事の内容を正確に伝えやすくなります。
内容が伝われば、検索順位にも好ましい影響があるはずです。
実際、タイトルやスニペットの内容を変えることで、順位が上昇した事例も存在します。
1-4.タイトルとSNSの関係
タイトルはSNSにおけるポジティブな影響もあります。
TwitterなどのSNSで記事URLがシェアされると、以下の画像のように、記事タイトルが表示されます。
※Twitterでの投稿例。
タイトルがユーザーを引き付けるキャッチーなものであれば、SNS上でも集客力が高まります。
SNSからのアクセスは、Googleなど検索エンジンからの自然流入とは異なりますが、記事を読んでくれるユーザーが増えれば、コンバージョン改善を期待できるでしょう。
2.【Webライティング基礎】タイトルはどのように決定される?
「Webライターは自分で記事のタイトルを決められない」。
そんな話を聞いたことはありますか?
これは半分正解で半分間違っているといえます。
Webライターがタイトルの文章を決めることは可能です。
しかし決められるのは、あくまで「タイトル候補」です。
検索結果ページで最終的にどのようなタイトルが表示されるかは、Googleが決定します。
以下のGoogleのコメントをご覧ください。
“Google は、いくつかの異なるソースを使用してタイトルリンクを自動的に決定しますが、タイトルリンクに影響を与えるためのおすすめの方法に沿って任意に指定することもできます。”
出典:“ウェブページのタイトルの生成方法に関する最新情報”, Google検索セントラル
Googleは、ユーザーが自分の探している情報を検索結果ページで見つけられるよう、必要に応じてタイトルを「調整」します。
そのためWebライターが決めた「タイトル候補」は、必ずしもそのまま採用されるわけではありません。
とはいえ、しっかり考えられたタイトル候補であれば、採用される可能性は高いです。
3.Webライティングでタイトルを上手に付ける10のコツ
ここからは、Webライティングで上手にタイトルを作る10のコツをご紹介します。
すべての記事で意識すべき5つのコツと、可能な範囲で利用すべき5つのコツに分けて解説しましょう。
3-1.すべての記事で意識すべき5つのコツ
最初に、すべての記事で意識すべき5つのコツをご紹介します。
どの記事を書くにしても、以下のコツをエッセンスとして取り入れてください。
3-1-1.文字数は28文字前後を意識する
タイトルの文章は、だいたい28文字前後におさめましょう。
長いタイトルを設定しても、検索結果ページではすべて表示されないからです。
具体的には、全角30文字前後を超える部分は省略されてしまいます(PCの場合、スマホでは36文字くらいまで)。
PCユーザーとスマホユーザー両方のことを考えると、30文字前後がリミットラインです。
少し余裕をもって28文字前後で作成すると、おさまりのよいタイトルに仕上がりやすいでしょう。
3-1-2.本文の内容と一致させる
タイトルの内容と本文の内容は、必ず一致させましょう。
ユーザーは特定のサイトにアクセスする際、タイトルから記事の中身をイメージします。
もしタイトルとは異なる内容を目にしたら「看板に偽りあり」の状態になり、ユーザーは不満を感じるでしょう。
冒頭で述べたとおり、タイトルは「要約」であるべきです。
サイトへの信頼をなくさないよう、必ずマッチングを意識しましょう。
3-1-3.記事のキーワードを含める
タイトルには、必ず記事のキーワードを入れてください。
キーワードを含めることで、検索エンジンに対して内容を正確に伝えやすくなるからです。
Googleはユーザーが検索する語句(クエリ)を見て、「このユーザーが知りたいのは〇〇の情報だろう」と推察します。
そしてその情報を提供している記事を探して、検索結果に表示させます。
このとき、タイトルにクエリと深い関連をもつキーワードがあると、Googleは「情報をもっている記事」として認識しやすいはずです。
ただしキーワードの繰り返しは嫌われるため、使用は1回限りにするようおすすめします。
3-1-4.記事の内容について具体的に触れる
タイトルを見たユーザーが中身を想像できるよう、記事で扱う情報を端的にまとめてください。
何が書かれているのかわからない意味不明なタイトルだと、だれもクリックしてくれません。
複数の要点がある場合は、最重要ポイントを中心にまとめあげましょう。
3-1-5.言葉遣いは簡潔にする
タイトルで使う言葉は、シンプルで明快なものにしましょう。
専門用語や難しい漢字を使うと、ユーザーは困惑してクリックしません。
小中学生でも一発で理解できるような言葉遣いが理想です。
3-2.可能な限り採用すべき5つのコツ
ここからは、可能な限り採用すべき5つのコツをご紹介します。
タイトルの文字数は短いため、すべての記事に入れられるとは限りませんが、入れると効果的ですので意識してください。
3-2-1.成果を期待できる表現にする
タイトルにはできるだけ、記事を読むことで成し遂げられる成果を記載しましょう。
何かの達成に役立ったり、何かを改善できたりすることが伝わると、ユーザーは読む気を起こします。
例えば…
「〇〇を解決!」
「〇〇力UP」
「〇〇を最適化」
などの表現を使えます。
何を学べるかだけでなく、学ぶ先にあるメリット・ベネフィットが明確だと、クリック率(CTR)はおのずと高まるでしょう。
3-2-2.記事の対象を明確にする
だれに向けて書いた記事なのかも、可能な範囲で記載できるとベターです。
ユーザーは「この記事は自分に向けて書かれている」と感じられると、興味をそそられます。
具体例を見てみましょう。
「FX初心者必見!」
「ダイエットに成功できない方注目!」
「コスパ重視の方向け!」
「忙しい方こそ試すべき!」
このように記事のターゲットを示すと、ユーザーの琴線に触れやすくなります。
3-2-3.キャッチーな表現にする
キャッチーな表現を含めると、タイトルは一段と「魅力的」になります。
キャッチーさを出す方法はいろいろとありますが、いくつか代表的な例を挙げてみましょう。
・「焦らせる」フレーズ:「知らないと損!」「まだ〇〇している!?」
・意外性を出すフレーズ:「実は〇〇だった!」「〇〇は嘘」
・「簡単さ」を訴えるフレーズ:「1日〇分だけ」「【超簡単】~」
・否定を強く出すフレーズ:「絶対NG!」「〇〇は危険!」
・トレンド感を出すフレーズ:「2022年版」「最新情報」「人気急上昇」
このようなフレーズを盛り込むと、ユーザーの関心を引けます。
3-2-4.数字を使って具体性を出す
数字を使うと、具体性が出てタイトルの説得力が増します。
以下の2つのタイトルを比較してください。
タイトルA:【超絶簡単ダイエット】毎日5分でやせる方法5選!
タイトルB:【超絶簡単ダイエット】時間がない方がやせる方法を徹底解説
タイトルBは悪いタイトルではありません。
しかしタイトルAの方が、数字がある分、ユーザーはより興味をそそられるでしょう。
「5分で」という表現は、忙しい人をリアルに表現しています。
また「5選」は、「5つの方法があるのか」とユーザーに具体的なイメージを抱かせます。
3-2-5.符号や2フレーズ化で目を引く
符号や2フレーズ化で目を引くのもよい方法です。
以下は効果的な符号の例です。
- 【】
- !
- ?
- !?
これらの符号を使うと、メリハリのある見た目になり、ユーザーの目を引きやすくなります。
また、符号を使ってタイトルを2フレーズ化(2分割)するのも面白いでしょう。
前述のタイトルAをもう一度見てください。
【超絶簡単ダイエット】毎日5分でやせる方法5選!
【】符号を使って2フレーズにすることで、読んだときにリズム感がよくなります。
キーワードによっては2フレーズ化が難しいですが、可能な場合は利用してみてください。
4.【Webライティング力UP】効果的なタイトルを学ぶ方法
Webライティングで効果的なタイトルを学ぶ方法はいろいろとあります。
おすすめしたい方法を2つご紹介しましょう。
4-1.いろいろなキーワードで上位サイトのタイトルを観察する
さまざまなキーワードを検索して、上位サイトのタイトルをチェックするのもよい方法です。
上位サイトでは、実力のあるWebライターが記事を執筆しています。
参考にすることで、明快で人を引き付けられるタイトルのヒントを学べるでしょう。
どのような言葉遣い・テクニックが使われているか観察し、気に入ったエッセンスがあれば真似してみましょう。
4-2.コピーライティング(キャッチコピー)を学ぶ
「コピーライティング」の技術を学ぶのもアリです。
コピーライティングとWebライティングは少し違いますが、キャッチーな表現を学ぶ上で参考になります。
いろいろなテクニックに触れることで言葉の面白さがわかり、感覚も養われるでしょう。
コピーライティングを学ぶのに役立つ書籍を1つだけご紹介します。
この書籍は、コピーライティングの指南書数冊のノウハウをまとめあげた1冊。
人を動かす言葉の使い方を、事例をとおして学べる名著です。
5.「株式会社BRIDGEA」ならタイトル含めWebライティングを学びながら働ける!
「タイトルを付ける方法を含めWebライティングスキル全体を底上げしたい!」
そう考えているみなさん。
弊社「株式会社BRIDGEA」で、Webライティングを学習しながらWebライターとして働きませんか?
弊社はWebライティングのスキルアップと、仕事のアサイン両方に力を入れています。
在籍されるWebライターの方に、WebライティングやSEO対策の基礎・応用を指導しながら仕事を割り振ります。
そのためWebライターの方は、実力アップと仕事獲得の機会両方を得ることが可能です。
未経験の方も大歓迎です。
以下の募集ページより詳細をご覧の上、ぜひお気軽に応募してください。
6.まとめ
Webライティングにおいて、タイトルは非常に重要な項目です。
タイトルは記事の看板的存在であり、ユーザーとの最初の接点となります。
またタイトルはSEO対策やSNSにおける影響力もあります。
そのためWebライターは、考え抜かれたタイトルを付けるよう努力しなければなりません。
この記事でご紹介した10のコツを当てはめつつ、ユーザーを引き付ける良質なタイトルを考えてみてください。