「Webライター」といえば近年、副業でも人気の職種。
場所と時間を問わずに始められる仕事として注目され、実際にWebライターとして働く方が増えています。
ただWebライターになるなら、効率的に稼ぎたいのは誰でも同じでしょう。
しかし、Webライターの年収など収入の仕組みを理解していない方は多い状況です。
そこで今回は、Webライターの「年収」に対する以下の疑問が解消できる情報をご紹介します。
「Webライターはどうやって収入を得るの?」
「Webライターの平均年収っていくらくらい?」
「Webライターになれば誰でも稼げるの?」
Webライターの収入の仕組み・平均年収のご紹介と併せて、収入をアップさせるポイントや未経験の方が身に付けたいスキルをご説明します。
目次
- 1.Webライターとは?仕事内容と働き方
- 2.Webライター(フリーランス)の収入の仕組みと平均年収
- 3.Webライターとして年収をあげるための4つのポイント
- 4.未経験のWebライターの年収アップにつながるスキル
- 5.まとめ
1.Webライターとは?仕事内容と働き方
Webライターとは、Webサイトに掲載する文章を執筆する人を指します。
最近では、副業としても人気の職種です。
パソコンとインターネット環境があれば、場所と時間を問わず誰でもチャレンジできます。
この章では、Webライターがどんな職種なのか、仕事内容や働き方などの基本ポイントをご紹介します。
1-1.Webライターの仕事内容
Webライターのおもな仕事は、特定のクライアントから依頼される、ホームページやブログに掲載する記事の作成です。
クライアントから指定されるテーマ・キーワード・方針・文字数に沿って記事を作成します。
Webライターはクライアントの要望に合わせた記事作成を行いますが、執筆依頼される記事の多くは以下の5種類に分類できます。
- 情報記事
- コラム記事
- まとめ記事(ランキング記事)
- 商品紹介および商品レビュー
- リライト記事
なかでも、もっとも執筆依頼が多くなるのは「情報記事」になるでしょう。
情報記事とは、指定されるテーマ・キーワードに対して、Webサイトや専門書などから情報を集めて、記事にまとめたコンテンツになります。
1-2.Webライターの働き方は3種類
Webライターになるために、特別な試験や資格は必要ありません。
パソコンとインターネット環境があれば、誰でもWebライターにチャレンジできますが、働き方は大きく以下の3種類に分けられます。
- 専属Webライター
- 契約Webライター
- フリーランスWebライター
専属Webライターとは、特定の企業に専属で所属し、自社の製品やサービスをアピールするWebライターです。
ただ、専属Webライターになるには、高度なライティングスキルやSEO対策の知識が求められます。
そのため、副業などで始める方のほとんどは、契約WebライターもしくはフリーランスWebライターで活動する働き方が基本になるでしょう。
契約Webライターは、Webライティング代行会社と契約し、代行会社に入るクライアントからの依頼に対して記事を作成するWebライターになります。
フリーランスWebライターは、企業や代行会社と契約せず、あくまでフリーで活動するWebライターです。
一般的には「クラウドソーシング」に登録し、自ら依頼案件に応募して収入を得ています。
クラウドソーシングとは、企業や個人事業主が、インターネットを介して不特定多数の人に仕事を発注する業務形態のことです。
記事のライティングのほか、システム開発やWeb制作など、実にさまざまな仕事が発注されています。
2.Webライター(フリーランス)の収入の仕組みと平均年収
「フリーランスWebライターは実際に稼げるのか?」と、収入が気になる方は多いでしょう。
Webライターの収入は個々のスキルによって差はありますが、初めから高収入を稼ぐWebライターはいません。
この章では、誰もが気になるWebライターの収入について、収入の仕組みや一般的な平均年収をご紹介します。
2-1.WEBライターの収入の仕組みは「文字単価」が基本
フリーランスを含めたWebライターの収入は、以下の3種類いずれかの単価で算出されます。
- 文字単価:1文字/◯円
- 記事単価:1記事/◯円
- 時給単価:1時間/◯円
このなかで、一般的に採用されているのが「文字単価」です。
一部に記事単価・時給単価を採用する会社はありますが、ほとんどのクラウドソーシング・代行会社は文字単価を採用しています。
例えば、文字単価0.5円で3,000文字の記事を執筆すれば、3,000文字×0.5円=1,500円。
文字単価の相場は1文字0.1円~5円と幅広く、記事の内容やレベル・Webライターのスキルや実績によって単価は大きく変動します。
2-2.フリーランスWEBライターの平均年収
「フリーランスWebライターは実際にどれくらいの収入を稼いでいるのか?」と、疑問をおもちの方もいるでしょう。
その直接的な答えは、『フリーランス白書2019』のなかの文筆系フリーランス(Webライターなど)の年収分布で確認できます。
年収 | 割合 |
---|---|
200万円未満 | 32.0% |
200万円~400万円 | 26.9% |
400万円~600万円 | 21.5% |
600万円~800万円 | 8.2% |
800万円~1,000万円 | 2.3% |
(参照:フリーランス白書2019 )
年収200万円未満が全体の30%ほどを占めますが、全体的な割合で見れば平均年収はおよそ300万前後になるでしょう。
企業に所属する専属Webライターと比べれば、収入の安定性は低いです。
しかし経験を積めば、フリーランスWebライターでも専属Webライターと同等の年収を稼ぐのも夢ではありません。
2-3.最初から稼げるWebライターはいない!
フリーランスWebライターのなかには、実際に1,000万円ほど稼いでいるライターもいます。
しかし、初めから高収入を稼げるWebライターはいません。
クラウドソーシングに登録して仕事を探すとき、いきなり文字単価1円以上の案件に応募しても採用されないでしょう。
未経験からWebライターを始める方は、まずは文字単価1円未満の簡単な案件で実績を積んで、ライティングスキルを高める必要があります。
その過程を経て、文字単価1円以上の高単価案件への応募が可能になるのです。
もちろん個々の能力で違いはありますが、フリーランスWebライターで高収入を稼ぐためには、地道な努力が必要なのは認識しておきましょう。
3.Webライターとして年収をあげるための4つのポイント
「Webライターになって年収がなかなか上がらない?」と悩む方もいるでしょう。
Webライターとして経験を重ねれば必要なものが見えてきますが、この章ではWebライターで年収をあげるための4つのポイントをご紹介します。
3-1.ライティング力を高める
高収入を稼ぐWebライターは、高い水準のライティング力をもっています。
ただ、Webライターに求められるライティング力は、小説家のような文才ではありません。
求められるのは、ユーザーが知りたい情報に対して、的確かつ正確に誰が読んでも理解できる文章が書けるスキルです。
Webサイトの記事は、上から下にスクロースして読み進めるため、「読みにくい」特性をもっています。
そのためWebライターには、インターネットの特性に合わせた記事の構成力とライティング力が求められるのです。
そのライティング力を高めるのに役立つ技法が「PREP法」です。
PREP法とは、4つの要素を順番に書く文章作成法になります。
身に付ければ、誰が読んでも理解できる、かつ説得力がある文章が書けるようになるでしょう。
【PREP法の要素と順番】
- Point(結論):最初に結論を書いてユーザーがもっとも知りたい情報を伝える
- Reason(理由):結論だけでは説得力がないため、結論にいたる理由を説明する
- Example(例):根拠となる例を挙げて説得力を高める
- Point(結論):最後に改めて結論を書いてユーザーに納得してもらう
3-2.得意分野を持つ
得意分野をもっていれば、Webライターで稼げる可能性が高まるでしょう。
とくに医療・法律・金融・ITなど、専門性の高い分野の知識に精通していれば、Webライターで高収入が期待できます。
その理由は、専門性の高い記事を得意とするWebライターが現実的に少ないからです。
専門的な記事が書けるWebライターは企業からの需要が高く、フリーランスでも1文字2円~5円の高単価でライティングが可能になります。
Webライターで高収入を稼ぎたい方は、ライティング力を高めつつ、ITや金融など専門性の高い分野の知識を身に付けるのも有効です。
3-3.SEO対策を学んで結果をだす
Webライターで稼ぐには、効果的な「SEO対策」で結果をだすことも重要になります。
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジンの最適化)の略称です。
現在、日本の検索エンジンはGoogleが全体の8割ほどのシェアを有しており、SEOはGoogleに向けた対策といっても過言ではありません。
そのためSEO対策とは、Googleの検索結果で1ページ目の上位、ひいては1位表示を目指す対策だといえます。
そして、SEOを考慮したライティングは「SEOライティング」と呼ばれ、上位表示の結果を積み重ねれば、高単価案件へのチャレンジも可能になるでしょう。
SEO対策をより詳しく知りたい方は、「SEO対策とは」 をチェックしてください。
3-4.実績を積む
Webライターで稼ぐために、もっとも必要なのは「実績」です。
記事の作成実績とともに、SEO対策による検索上位表示の実績を積めば、収入アップが期待できます。
結果がともなった実績が多いほど、クライアントからの信頼度もあがり、文字単価などの価格交渉も有利になるでしょう。
ただし、実績は日々の努力の積み重ねで得られるもの。
最終的にWebライターで高収入を稼ぐために必要なのは、地道な努力と勉強の積み重ねといえるでしょう。
4.未経験のWebライターの年収アップにつながるスキル
未経験のWebライターはライティング力を高める必要がありますが、そのほかに仕事を進めるなかで求められるスキルがあります。
身に付けられれば、より稼げるWebライターになるでしょう。
この章では、未経験のWebライターに身に付けてほしい、年収アップにつながるスキルを5つご紹介します。
4-1.リサーチ力
Webライターはライティング力とともに、「リサーチ力(情報を収集して整理するスキル)」も重要なスキルの一つ。
Webライティングの割合は「リサーチ8割/執筆2割」といわれ、効率的に情報を集めて整理するリサーチ力が、執筆よりも重要視されているのです。
特定のテーマ・キーワードで記事を執筆するとき、さまざまなWebサイトや書籍などの情報を参考にします。
リサーチ力が低いと、どの情報を参考にすればいいのか整理できない場合もあるでしょう。
リサーチ力は「慣れ」の要素が大きいため、日々の記事作成のなかでリサーチ力を磨いていきましょう。
4-2.コミュニケーション力
Webライターはパソコンに向かって黙々と仕事をするイメージは強いですが、コミュニケーション力も不可欠。
Webライターはクライアントからの依頼を受けて記事を執筆します。
その際、記事のテーマやキーワードの細かい調整など、クライアントとのコミュニケーションは欠かせません。
Webライターは一人で仕事をする場面は多いですが、クライアントとの報告・連絡・相談がスムーズにできるコミュニケーション力も日々の生活で高めていきましょう。
4-3.記事の構成力・文章作成力
Webライターは、インターネットの特性に合わせた記事の構成力と文章作成力も重要。
Webサイトの記事は書籍や新聞などと比べると読みにくく、流し読みされる傾向が強いです。
Webライティングでは一般的に以下の構成で記事を組み立て、ユーザーの検索意図やニーズに合わせて構成案を考えます。
- 記事タイトル
- フック文章(導入文)
- 大見出し
- 本文(必要に応じて小見出しを追加)
- まとめ
構成の組み立ては記事の骨組みになる重要な工程、さまざまなWebサイトを参考に構成の組み立てを勉強しましょう。
そして、構成がまとまれば執筆を進めますが、タイトル・見出しの直下には、その章の「結論」を組み込みます。
理由は、インターネット検索するユーザーのほとんどが、知りたい情報を短時間で効率的に探したいと考えているからです。
最初の2~3行を見て知りたい情報がなければ、すぐに離脱して別のサイトに移行するでしょう。
Webライティングでは「結論から先に書く」が基本になり、先にご紹介した「PREP法」を活用するなど、文章作成力も磨いていきましょう。
4-4.継続力
Webライターは、「継続力」が必須。
継続力がない方はWebライターを続けるのは難しいでしょう。
Webライターは記事を執筆する仕事であり、常にパソコンに向かって構成や文章を考えます。
基本的に地味な職種なので、慣れるまではストレスを感じる方もいるでしょう。
未経験のWebライターは、文章を書くことに不慣れで、完成まで長い時間を要するかもしれません。
また、初めは文字単価1円未満の案件で経験を積む必要があり、イメージ通りに稼げない場合も多いです。
そのような状況から、Webライターを未経験から始めた方のほとんどは、半年も続けられないといいます。
どんな仕事にもいえますが、「継続は力なり」といわれる通り、地道な努力を続ける継続力がない方はWebライターに向かないといえます。
4-5.SEO対策に関する知識
現在のWebライティングにはSEO対策が必須。
未経験のWebライターも、初めから高度な知識は求められませんが、SEO対策の基本は理解しなければなりません。
SEO対策の基本で一番に理解してほしいのが、クライアントから指定される「キーワード」の使い方です。
Googleを利用するユーザーのほとんどは、「キーワード検索」で調べたい情報を探します。
そのSEO対策として、記事タイトルや見出し・本文のなかにキーワードを組み込むのです。
Webライティングでは、とくに記事タイトルのSEO対策が重要になります。
記事タイトルの付け方は、「記事タイトルの作成術」 で分かりやすく解説しているので、気になる方は併せてご覧ください。
5.まとめ
近年、副業として人気の職種が「Webライター」です。
Webライターになるのに特別な試験や資格は必要ないので、パソコンとインターネット環境が整っていれば、誰でもWebライターにチャレンジできます。
「Webライターになれば誰でも稼げるのか?」と、収入面を気にする方は多いですが、最初から稼げるWebライターはいません。
未経験から始めるフリーランスWebライターはクラウドソーシングに登録し、文字単価1円未満の案件でライティング力を高めつつ、実績を積む必要があります。
ただし、Webライターで稼げるようになるための近道はありません。
Webライターで稼ぐために必要なのは、地道な努力と勉強の積み重ねであり、継続できない方はWebライターには向かないでしょう。
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