基本的に、Webサイト上に掲載する記事を書く仕事はみな、Webライターの仕事です。
しかし細かな点を挙げていくと、Webライターの仕事は多岐にわたります。
この記事では、Webライターの仕事の種類と、その具体例をご紹介します。
また、実際に仕事をどのように探せば良いかも解説。
すぐにでも働き始めたい方に役立つ内容となっています。
記事の最後では、Webライター未経験者の方におすすめの働き方もご紹介しますので、ぜひ最後まで一読ください。
- 1.Webライターの仕事の種類と具体例をご紹介!
- 2.Webライターが記事を執筆する際の仕事の流れ
- 3.【仕事がない!?】Webライターの仕事の探し方
- 4.Webライターの年収は○○○万円!
- 5.Webライターの仕事に関してよくある質問
- 6.「BRIDGEA」で在宅Webライターになりませんか?
- 7.まとめ
1.Webライターの仕事の種類と具体例をご紹介!
先述のとおり、Webライターの基本的な仕事は「Webサイト上に掲載する記事を書くこと」です。
あるいはそのまま掲載されなくても、最終的に執筆した内容がコンテンツとしてネット上にアップされるなら、それもWebライティングの一部といえます。
では具体的にWebライターの仕事の種類を、具体例を挙げながら見ていきましょう。
1-1.企業のブログ記事の執筆
「企業のブログ記事の執筆」はWebライターが受注する最も一般的な仕事の一つです。
今や多くの企業がコーポレートサイトやサービスサイト・各種メディアを公開していますが、サイトにはお役立ち記事やコラム記事などが載せられることが少なくありません。
それらの記事はサイトのコンテンツを充実させるため、あるいは集客目的(SEO目的)で作成されます。
Webライターは、記事コンテンツを必要とする企業からの発注を受け、クライアントの要望に沿った内容やキーワードで記事を執筆します。
よくあるパターンは、「特定の対策キーワードが各記事に設定されていて、Webライターが対策キーワードに基づいて記事の企画構成・執筆を行う」というものです。
単発の案件もあれば長期の案件もあります。
文字単価はピンキリで、3円/文字以上の高単価案件も存在します。
実際の仕事例を見てみましょう。
こちらの案件は、環境・家庭系のメディアを運営するクライアントの案件です。
お金に関する記事を作成する仕事で、与えられる指示に基づき、3,000~4,000文字を書きます(文字単価1円)。
1-2. アフィリエイト記事の執筆
クラウドソーシングなどでは、「アフィリエイト記事の執筆」もよく募集されています。
「アフィリエイト(成功報酬型広告)」とは、サイト内で広告主の商品やサービスを紹介し、サイトにアクセスしたネットユーザーが購入や登録などのコンバージョンを起こしたときに報酬をもらえるシステムです。
アフィリエイトブログは、ユーザーに訴えかけて特定のアクションへ促すことを目的としています。
そのため、ユーザーの悩みに共感する能力や、商材の魅力を伝える訴求力などが必要です。
内容としては、美容・育児・芸能など身近なテーマで執筆することが多いです。
したがって比較的執筆はスムーズに行えますが、その反面、低単価の案件が多い傾向にあります。
とはいえ案件によっては専門性が高く、文字単価条件が良いものもあります。
実際の仕事例を見てみましょう。
こちらの案件は、個人のアフィリエイトサイトでプログラミングスクールを紹介する仕事です。
1万文字の記事で20,000円の報酬となっています(文字単価2円)。
1-3. 既存のWebコンテンツのリライト
「リライト」もWebライターの仕事です。
※「リライト」とは、既存の記事コンテンツの修正や加筆をする仕事です。
新規記事の場合、テーマに沿って一から構成・執筆をしますが、リライトは既存の記事内容に「調整」を加えます。
記事コンテンツは、情報が新しくなる際には更新が必要なほか、必要に応じて追記も求められます。
サイト運営をまめにしている企業は、記事内のどの部分にユーザーが関心を示すかを見極め、特定の箇所を削ったりボリュームを増やしたりします。
Webライターはクライアントの意向をくみとり、既存コンテンツの質を高めなければなりません。
リライト記事の具体例を見てみましょう。
こちらの案件は、医療機関を運営する企業が作成した文章を、より平易な文章に書き直すのが仕事です。
1,500~2,000文字程度の文章のリライトで、報酬は3,000円ほどです(文字単価1.5~2円)。
1-4.取材記事の執筆
「取材記事の執筆」は、取材対象へのインタビューや調査をもとに記事を書く仕事です。
取材記事の特徴は、「記事テーマの中心を成す特定の対象」が存在することです。
対象は人やイベントなどさまざまですが、Webライター側に取材ノウハウやマナーなどが求められる分、報酬は高い傾向にあります。
仕事の具体例をご紹介します。
こちらの案件は、システム開発やコンサルティングを手がける企業の案件です。
採用活動の一環として、自社サイトの従業員紹介ページに載せるインタビュー記事を作成するのが仕事です。
1-5.そのほかのテキスト執筆
ここまでWebライターの代表的な仕事をご紹介しましたが、ほかにも以下のような仕事の種類があります。
- 体験談の執筆
- Webサイトのテキスト記載
- メール本文の執筆
- 動画の読み上げ原稿の作成
一例として、動画の読み上げ原稿の仕事例を見てみましょう。
こちらの案件は、YouTubeでそのまま読み上げる原稿を作成する仕事です。
1記事4,500~6,000文字で報酬は2,000円です(文字単価約0.3~0.4円)。
このように、Webライターの仕事の種類は多岐にわたります。
2.Webライターが記事を執筆する際の仕事の流れ
ここからは、Webライターが記事を執筆する際の仕事の流れについて解説します。
先述のとおりWebライターの仕事の種類はさまざまにあるため、ここではより一般的な「企業のブログ記事の執筆」を例にします。
※対策キーワードはクライアントが設定するものとします。
注意点として、同じような種類の案件であっても、仕事の流れはそれぞれ多少なりとも異なります。
例えば、対策キーワードをクライアントが事前に設定することもあれば、Webライターに選定が依頼されることもあります。
ただし大まかな流れを把握できるよう解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2-1.対策キーワードの整理
「対策キーワードの整理」は、各記事に設定された対策キーワードの関連キーワードを抽出したり、共起語をリストアップしたりする作業です。
クライアントから渡された対策キーワードだけでも、ある程度何を書くべきか予想がつきます。
しかしその対策キーワードと一緒に検索されやすい言葉や、その対策キーワードが出てくるコンテンツで頻出する語句(共起語)なども調べることで、よりイメージが鮮明になります。
対策キーワードは記事の骨格のようなものであるため、執筆前にこの作業をしっかり煮詰めるのは大切です。
2-2.検索意図の見極めと記事の企画構成
対策キーワードや関連する語句をひととおり整理できたら、「ユーザーの検索意図を見極めます」。
対策キーワードやそれに類似するキーワードを検索にかけるユーザーが、「何を知りたくて検索したのか」を徹底的に考えます。
ユーザーの検索意図が大事なのは、Googleがユーザー満足度を第一に検索結果を決めるからです。
※Googleは検索結果に出稿される広告によって収益を得ますが、広告はユーザーが大勢集まる所に出す必要があるため、便利で正確な検索結果を表示してユーザーを呼び込む必要があります。
ユーザーが知りたいことをしっかり扱った記事はGoogleから評価されやすく、上位表示を達成できる可能性が高いです。
では、どのように検索意図を見極めれば良いのでしょうか?
まずは「自分がその対策キーワードを検索するのはどういう状況だろうか?」と、ユーザの立場に立つことが大事です。
また実際に対策キーワードを自分で検索にかけて、上位にいるサイトがどのような内容を網羅しているのか調べるのも役立ちます。
※上位サイトは検索意図をしっかり見極められているため。
検索意図が見えてきたら、ユーザーに提供すべき情報を調査しましょう。
集まった情報をいくつかの見出しに分け、論理的な順序に並べて構成を作ります。
2-3.執筆
記事の構成案ができたら、いよいよ「執筆作業」です。
SEOを意識したタイトルや、見出しの設定を行います。
対策キーワードを盛り込むとともに、可能な限りキャッチーでわかりやすいフレーズを選ぶのがポイントです。
本文は中学生が読んでもわかるような、平易な書き方をしましょう。
結論を先に書くと、ユーザーが読みやすくなります。
細かなトンマナや言葉遣い・画像挿入などについては、クライアントに渡されるマニュアルに従います。
具体的な書き方についてもっと情報を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:「【Webライターの書き方講座】読まれる文を書く11のコツを公開!」
2-4.修正作業
執筆が終わったら「修正作業」です。
書き終わった記事をそのまま納品するのではなく、一度見直しましょう。
具体的には以下のような点をチェックします。
- データの数字や表記に誤りがないか
- 誤字脱字がないか
- ほかのサイトの記事と酷似していないか(「CopyContentDetector」などのツールが便利)
- 文章のねじれがないか
- 漢字が適度にひらいてあるか
- 不自然な言い回しがないか
- 三連続以上同じ文末表現(です・ますなど)を使っている箇所がないか
- 同じことを不必要に繰り返していないか
- 専門用語が説明のないままになっていないか
見直しをすることで記事の精度が上がり、納品物を受け取るクライアントからの評価が高くなりやすいです。
納品後にクライアントの要望に沿って、修正作業をおこなうケースもあります。
3.【仕事がない!?】Webライターの仕事の探し方
「仕事がない!」
Webライター初心者の方は、始めたばかりの頃このように感じることがあるでしょう。
Webライターは誰でも始めやすい反面、案件数に対してWebライター数が多くなりやすいゆえに、仕事探しに苦労することがあります。
しかしさまざまな探し方を試すなら、仕事は見つけられます。
具体的な方法をいくつか見てみましょう。
3-1.Webライターを募集している企業を探す
1つ目の方法は「Webライターを募集している企業を探して就職すること」です。
今や多くの企業が、情報発信の場として自社サイトやオウンドメディア・SNSの公式アカウントを持っています。
記事コンテンツが必要になる場面は、必然的に多くなるでしょう。
そのためWebライターを募集している企業がないか、求人サイトを探してみるのは良いことです。
「Webライター」という肩書きでなくても、メディアを受け持つ広報部などに応募する方法もあります。
3-2.クラウドソーシングで仕事を探す
2つ目の方法は「クラウドソーシングで仕事を探すこと」です。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」など、ライティングの仕事を紹介しているサービスは数多くあります。
クラウドソーシングでフリーランスとして働き、積極的に企業の案件に応募すると、仕事が見つかりやすいでしょう。
先述のとおりWebライターの数はそれなりに多いため、必ずしも希望の案件を獲得できないかもしれません。
そのときはまず、実績を積むために文字単価が低く、競争率がさほど高くない案件を狙うと良いでしょう。
3-3.記事作成代行会社に登録してアサインしてもらう
3つ目の方法は「記事作成代行会社に登録してアサインしてもらうこと」です。
こちらの方法は、仕事を手早く見つける上で特におすすめの方法です。
記事作成代行会社は、クライアントからの案件をまとめて受注し、在籍するWebライターにアサインします。
自分から案件に応募する必要がないため、営業力が高くないライターや、実績がなく応募してもなかなか受注できないライターに向いています。
なお弊社「BRIDGEA」も記事作成代行サービスを手がけており、やる気のあるWebライターの方を応援しています。
4.Webライターの年収は○○○万円!
Webライターの年収は、おおよそ「200~600万円」といわれています。
フリーランス協会の「フリーランス白書2019」によると、約3人に1人が200万円未満、4人に1人くらいが200~400万円未満、約5人に1人が400~600万円未満の年収でした。
出典:“フリーランス白書2019”,フリーランス協会
年収に大きな幅があるのは、Webライターの実績や実力によるところがあります。
ハイレベルのWebライターであれば、文字単価や記事単価の高い案件を多く獲得できるため、収入が上がるでしょう。
しかし年収は、スキルとは別にWebライターとしての働き方によっても大きく変動します。
例えば企業に就職してIT部門などで専任ライターとして働くのと、副業でお小遣い稼ぎ目的で働くのでは、当然収入が違います。
5.Webライターの仕事に関してよくある質問
ここからはWebライターの仕事に関してよくある質問をいくつか取り上げます。
- Webライターは「きつい」仕事?
- どんな人がWebライターに向いている?
- Webライターとして勉強すべきことは
- Webライターになるメリット・デメリットは?
それぞれの質問に対する答えを見ていきましょう。
5-1.Webライターは「きつい」仕事?
最初の頃は「きつい」と感じる場面が多いです。
執筆そのものだけなく、クライアントとのやり取りや体調など慣れないことの連続なので、「やめたい」と思う方も少なくないでしょう。
しかし、コツを押さえつつしばらく頑張れば、仕事に慣れて「楽しい」とさえ感じるようになります。
「きつい」と思う具体的な場面や、仕事を楽しむコツについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:「【体験談】Webライターがきついと思う時9選!楽しむコツを紹介」
5-2.どんな人がWebライターに向いている?
以下のような方が向いています。
- 「説明がうまい」といわれる人
- さまざまなことに興味を持つ人
- 気になることはとことん調べる人
- 何事にも向上心がある人
- 相手の話に耳を傾けられる人
- 約束をしっかり守れる人
- ネットサーフィンやタイピングに慣れている人
- ガジェット好きな人
- 物事を例えるのが好きな人
それぞれの理由については、以下の記事を参照してください。
関連記事:「【実は天職!?】ライターに向いている人の9の特徴を解説!」
5-3.Webライターとして勉強すべきことは
たくさんありますが、最低でも以下の5項目は押さえておきましょう。
- ユーザーニーズを読み解く方法
- 情報収集のやり方
- 論理的な記事構成を作る方法
- さらっと読めて役立つ文章を書く方法
- SEOノウハウ
各項目についてより詳細な点は、以下の記事で解説しています。
関連記事:「Webライターが勉強すべき5項目とは!?おすすめ勉強法もご紹介」
5-4.Webライターになるメリット・デメリットは?
代表的なメリットは以下のとおりです。
- 未経験でも始めやすい
- 場所に縛られず働ける
- 頑張りしだいで収入を上げやすい
- 多方面の話題に詳しくなれる
- わずかな設備で始められる
一方デメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 最初は思うように記事を書けない
- すぐに案件を獲得できるとは限らない
- 目や肩が疲れる
より詳しくメリットやデメリットについて知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
関連記事:「【経験者が語る】Webライターの10のメリットと6つのデメリット」
6.「BRIDGEA」で在宅Webライターになりませんか?
Webライターの仕事に興味がある方。
弊社「BRIDGEA」でWebライターとして働いてみませんか?
「BRIDGEA」では、未経験の方と経験者の方を対象にWebライターを募集中です。
先述のとおり、テストライティングを経て弊社の登録ライターになった方には、仕事をアサインいたします。
「自分で応募するのは緊張する」という方にも気軽に仕事を始めていただけます。
現時点でWebライティングのイロハがわからなくても大丈夫です。
基礎と応用を丁寧にレクチャーいたしますので、自信をつけてから始められます。
Webライターに挑戦したい方は、ぜひ下記の募集ページより詳細をご確認ください。
7.まとめ
Webライターの仕事の種類はさまざまです。
企業のブログ記事や体験談・取材記事など、活動の幅は多岐にわたります。
未経験の方の場合、最初は執筆に慣れず「仕事がなかなか取れない」と感じることもあるでしょう。
しかしWebライティングのテクニックやSEOについてしっかり学び、かつ実際の案件で実践を積めば、いずれ幅広いWebライティングを行えるようになります。
作業可能な仕事が増えれば、年収アップも実現可能です。
「時間や場所に縛られず働ける」「頑張りしだいで収入を上げやすい」など多くのメリットがあるWebライターの仕事、みなさんもはじめてみませんか?